「ファイアウォール型侵入防御システム」という1つの解答

2003/11/20

米トップレイヤーネットワークス Vice President、Marketing and Product Management マイク・パケット氏

 トップレイヤーネットワークス ジャパンは11月18日、ファイアウォール型侵入防御システム「Attack Mitigator IPS 5500」シリーズを発表した。同ファミリーは、ネットワークおよびアプリケーション・レベルの攻撃に対して防御機能を提供するイン・ライン型のセキュリティ機器。同社が開発した「TopInspect詳細パケット・インスペクション技術」により、アプリケーション・レベルの脆弱性(ぜいじゃくせい)を突く攻撃からIPサービスを保護することが可能。レイヤー2で動作する。

 米トップレイヤーネットワークス Vice President、Marketing and Product Management マイク・パケット(Micheal Paquette)氏は「従来のファイアウォールはネットワークレベルのパケット攻撃に対処することはできるが、アプリケーション・レベルに対する攻撃には無力である」と話す。同社が開発した「Attack Mitigator IPS 5500」シリーズは、不正アクセスの防止、不正パケット攻撃の排除、ヘッダ違反のフィルタリング、ネットワーク攻撃/サービス妨害攻撃の停止を可能にし、さらにITシステムの脆弱性を突く攻撃(SQL Slammer、MS-Blaster)やサービス過負荷攻撃といったアプリケーション・レベルの攻撃をも防御することができる。これは、「特定アプリケーション向けプロセッサを搭載可能にすることで、アプリケーション・レベルの攻撃防御機能を拡張することが容易なアーキテクチャを採用している」(パケット氏)からだという。

(編集局 谷古宇浩司)

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トップレイヤーネットワークス ジャパン

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