BIからエンタープライズBIへ、コグノス
2004/5/12
コグノス 代表取締役社長のジャック・トーマス氏 |
コグノスは5月11日、エンタープライズBIの新製品を出荷すると発表した。新製品は、Webレポーティングツールの「Cognos ReportNet
1.1」とスコアカーディングツール「Cognos Metrics Manager 2.1」、リアルタイム監視/通知ツール「Cognos NoticeCast
7 v2」の3つ。同社では今後、既存のBI市場が“エンタープライズBI市場”へ進化すると見越して、拡張性、堅牢性(セキュリティ)、多様性(利用形態や言語、OS)、親和性(システム接続や統合)の面で自社BI製品の強化に取り組んでいる。
代表取締役社長のジャック・トーマス(Jack Thomas)氏によるとワールドワイドでの同社の業績は「前年比24%増の約751億円を記録し、ReportNetの売り上げは第4四半期のみで約33億円を売り上げた」ほどの好調ぶりを示しているという。
Cognos ReportNetは、膨大なデータからWebブラウザを通して必要な情報をレポートとして取り出すエンタープライズBI Webレポーティング製品だ。25以上の言語対応とピュアWebアーキテクチャを採用している。最新リリースである1.1では、Microsoft
Officeとの親和性を強化したほか、操作性も向上している。
例えば、Excel形式でエクスポートが可能になったり、レポーティング用全コンポーネント(Report Studio、Query Studio、Report
Viewer)でExcel形式の保存が可能となった。また、Excel形式の保存は、Windowsや各種UNIXを含む多様なプラットフォームで可能となっている。
さらに、プラットフォーム対応として、「IBM WebSphere Portal」「DB2 Cube Views」に対応、SAPのオープン・インテグレーション、統合アプリケーションの認定ソフトとして「Powered by SAP NetWeaver」に認定されている。
(編集局 谷古宇浩司)
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