JEITA発の新EC標準対応製品、登場
2004/6/10
NEC、NECソフト、アルプス システム インテグレーション(ALSI)の3社は6月9日、企業間電子取引の新標準規格「ECALGA」に対応した製品分野で提携したと発表した。3社はこの提携に基づき、受発注データのやりとりを行う「ECALGA対応ECソリューション」と納入仕様書をはじめとした技術データのやりとりを行う「ECALGA対応CPCソリューション」の2種類の製品を開発し、電気、電子機器業界を中心に売り込む。
同ソリューションは、ALSIの技術協力のもと、NECソフトが開発した。NECでは同ソリューションと同社の中堅製造業向けERPパッケージ「EXPLANNER/J」を組み合わせ、企業間連携を実現する統合製品として販売していく。SIサービスおよびASPサービス両方の形態での提供も行う。
ECALGAとは2003年12月に社団法人 情報技術産業協会(JEITA)が発表した“企業間コラボレーションを実現する新EC標準”のこと。そもそも、日本国内の電気・電子機器業界におけるEDIは、発注企業が独自方式で行う受発注業務のオンライン化として始まった経緯がある。より多くの企業間でEDI連携を実現するため、JEITAの前身である旧 日本電子機械工業会が1989年に標準規格「EIAJ-EDI」を策定し、約1万2000社がこの規格を利用するための企業コード登録を行っていた。JEITAでは今回、EIAJ-EDI標準の後継標準として、国内外企業間の全業務プロセスの効率化、産業競争力強化を目的に新たにECALGAを策定した。
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