増大するリッチコンテンツの格納方法、1つの解決策
2004/6/16
東京エレクトロン コンピュータ・ネットワーク事業部 マーケティング・グループ 瀬戸千明氏(左)、上善良直氏(右) |
東京エレクトロンは6月15日、米アイシロン・システムズのネットワークストレージ製品「IQシリーズ」を国内で発売すると発表した。同システムはモジュール式のハードウェアと分散型のファイルシステムを組み合わせて拡張性の容易さを追求したクラスタ型のNASシステムである。東京エレクトロンでは、放送、通信、出版、医療、大学・研究機関、データセンターなどデジタルコンテンツの取り扱いが多い市場をターゲットに、初年度2億円、2006年度に50億円の売り上げを見込む。
IQシリーズの最大の特徴は、分散型ファイルシステムの「OneFS」とクラスタ型アーキテクチャによるストレージ管理方式で、「ノードを追加するだけで瞬時にデータ容量を増設し、単一で拡張性の高い大容量の仮想ストレージ空間を確保できる」(東京エレクトロン コンピュータ・ネットワーク事業部 マーケティング・グループ 上善良直氏)ことにある。これは、ノード間で共有ストレージ空間を構築し、クラスタサイズに関係なく、1つのストレージとして管理可能な機能がOneFSに組み込まれているため可能になる。また、ノード追加時に自動的にコンテンツを(新ノードに)移行させ、ノード間のディスクバランスを最適化するオートバランス機能を搭載し、均一なスループットの実現を目指す。
なお、米ヤンキーグループは、2006年にはネットワークストレージの39%がデジタルコンテンツになるという調査結果を発表している。
(編集局 谷古宇浩司)
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