アマゾン、2万点以上のおもちゃでクリスマス商戦に挑む
2004/10/13
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| 米アマゾン・ドット・コム創業者兼最高経営責任者のジェフ・ベゾス氏 |
アマゾン ジャパンは10月12日、amazon.co.jpに「おもちゃ＆ホビー」ストアをオープンしたと発表した。21カテゴリに分類された2万点を超えるおもちゃ／ホビー商品を最大30％OFF、注文金額税込み1500円以上なら配送料無料という定番サービスを付加して提供する。年齢別商品カテゴリの分類やカスタマーレビューに複数の評価欄を追加するなど、機能面での新規さをアピールしている。来日した米アマゾン・ドット・コム創業者兼最高経営責任者のジェフ・ベゾス（Jeff Bezos）氏は、記者会見の“ゲスト”として登場した子どもたちとゲームをし、プレゼントを贈るというパフォーマンスを披露した。
「おもちゃ＆ホビー」ストアでは、バンダイ、トミー、タカラなどの国内メーカーから、レゴ、プレイモービルといった海外ブランドまで幅広く扱う。ストア内は「年齢別」「ホビー」「こどもの本」などいくつかのコーナーに分かれている。「ホビー」コーナーではガンダムのプラモデルやスター・ウォーズのフィギュアなどのキャラクターグッズを数千種類扱い、またトレーディングカードやジグソーパズル、鉄道模型などの関連商品も豊富に揃えた。
目指す商品を見つけやすくする工夫として、「年齢別」ブラウズを設定、子どもの年齢に合わせて商品を選べるほか、キャラクター＆ブランド、メーカー別などの通常のカテゴリ分けにも対応している。カスタマーレビュー覧の評価に「楽しさ」「耐久性」「教育的価値」の複数項目を導入するなど、従来ストアと違った工夫もさまざまに凝らしている。
amazon.co.jpは2000年11月1日のサービス開始から約4年が経過し、セレクション数（選択商品の数）は約700万点に達した。過去12カ月以内にamazon.co.jpで商品を購入したユーザーは2004年9月時点で380万人を超えている。「国ごとの収益のブレイクダウンはしない」（ベゾス氏）が、米アマゾン・ドット・コムは7四半期連続で営業黒字を達成し、好調な業績を維持している。全世界の売り上げのなかでamazon.comの比率は55％だという。
米アマゾン・ドット・コムの子会社A9.comが9月15日に公開した検索サイト「A9.com」について、ストアビジネスとの関係を質問されたベゾス氏はその詳細を明らかにしなかったものの、検索技術が今度のアマゾンのビジネスに大きな影響を与えていくと示唆した。
「A9.com」は1つの検索キーワードに対し、「Web」「Book」「Image」「Movie」など複数の検索結果を1つの画面上で表示できるサイトで、Web検索にはGoogle、Book検索にはAmazon.com、Movie検索にIMDb.comの検索エンジンを活用している。
（編集局 谷古宇浩司）
[関連リンク]
amazon.co.jp
A9.com
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