「.NET道場」に「.NETセンタ」、日立ソフトが専門組織を設立

2005/7/15

 日立ソフトウェアエンジニアリングは7月14日、.NETを活用したシステム構築の案件に対応するための専門組織「.NETセンタ」を7月16日に設立すると発表した。日立ソフトは、.NETエンジニアを育成する「.NET道場」を2004年10月に設立。今年6月末までに約600人の育成を終えたという。.NETセンタの設立で、.NETのシステム構築に全社体制で当たれるようにすることを狙う。

 日立ソフトはマイクロソフトと共同で.NETの専門組織「X-Business Solution Center」を2000年に設立。.NET案件の受注に力を入れてきた。.NETを使ったシステム構築の2005年度の受注金額は、前年度比700%に当たる約100億円を見込んでいる。

 .NETセンタは、X-Business Solution Centerのエンジニアを中核に30人規模でスタート。日立ソフトの各事業部門と共同で.NETのシステム構築に対応する。ユーザーインターフェイス開発支援ツール「anyWarp for .NET Framework」の補完ツールで、ビジネスロジック開発を支援するツール「BizWarp Core」を今後開発する方針で、これらのツールによる.NETの「標準開発手順」を策定するとしている。標準開発手順とツール群を組み合わせて、標準的な「.NETシステム共通基盤」も構築する。

 .NETセンタは.NET道場の運営も行い、2006年度末までに2000人の.NETエンジニアの育成を目指す。.NET道場を活用したエンジニアの育成サービスを、新たにビジネスパートナーに対しても提供する。

(@IT 垣内郁栄)

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日立ソフトの発表資料

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