ドコモ、月額150円の“いままでとはちょっと違った”サービス
2005/8/3
NTTドコモは8月3日、ニュースや天気、芸能スポーツなどの最新情報を自動的に待ち受け画面に表示する「iチャネル」サービスを開始すると発表。同サービスに対応したFOMAの新モデル「701iシリーズ」3機種を順次発売する。
手に持っているのはP701iの白 |
iチャネルは、対応端末に対して、最新ニュースの記事タイトルをプッシュ配信するサービス。配信されたニュース記事タイトルは、待ち受け画面の下部にテロップが表示される。利用するためには、対応端末を購入し、月額150円(税別)を払う必要がある。配信されるニュースは朝〜夜まで約2時間おきに情報が届く。配信される情報は「天気」「ニュース」「スポーツ芸能」「占い」「おすすめサイト」の5種類から選択できる。
NTTドコモ 執行役員 プロダクト&サービス本部 マルチメディアサービス部長 夏野剛氏 |
あわせて発表された新機種は、iチャネルに対応した701iシリーズ「P701iD」「D701i」「N701i」の3機種と、iチャネルに対応していない「SA700iS」と「DOLCE」の計5機種。P701iDはデザイナーの佐藤卓氏がデザインしたモデルで、iチャネルに対応しているほか、SDオーディオプレーヤー機能や、有効画素125万のカメラ機能を備える。D701iは、アシンメトリーラインを採用し、インスピレーションウィンドウや大型フォントが特徴だ。N701iは、着せ替えのできる「スタイルプラス」を採用し、最大32通りの組み合わせから選べる。夏野氏は、「現在、70Xiシリーズは累計約161万台だが、701iシリーズの登場でかなり増えていくだろう」と期待を寄せた。
待ち受け画面下部に表示されているテキストがプッシュ配信されている「iチャネル」の情報 | 「iチャネルボタン」を押すと、このようにiチャネルに配信されているニュースの一覧が表示され、さらに詳細情報を閲覧することもできる |
SA700iSはiチャネルに対応していない新端末だが、FOMA初となるGPS機能を搭載しているのが特徴だ。GPSを利用した機能には、ナビゲーション機能の「かんたんナビ」などを搭載。夏野氏によると、GPSを用いない地域情報サービス「iエリア」は500万人が利用しているため、GPS機能への需要は高いとしている。また、イタリア語で「とても優しい」「穏和」などの意味である「DOLCE」は、使いやすさと高級志向を兼ね備えた“大人ケータイ”だという。外側には人口皮革を採用し、高級感を演出。シャープ製の液晶は、視野切替ボタンを押すことで、広視野角と狭視野角をワンタッチで切り替えることができる。また、大きい文字や大きいキーサイズなど「FOMAらくらくホン」に近い機能を搭載しており、「基本的にお金持ちの大人向けのモデルだが、若者も利用できるデザインを併せ持っている」(夏野氏)と位置付けられている。
夏野氏は、今回初登場となったGPS搭載モデルを今後も強化していくことを明らかにしたほか、701iシリーズの目標について、「1年前から始めたテキストをプッシュ配信するサービス『特ダネニュース便』は現在100万人が利用している。iチャネルは利用端末が限られるが、早期にこの100万人を超えたい」と抱負を語った。
(@IT 大津心)
[関連リンク]
NTTドコモ発表資料
[関連記事]
“ケータイの新しいカタチ”を提案したい、ドコモ (@ITNews)
どこまで安い? NTTドコモが普及版FOMAを発表 (@ITNews)
ハセキョーも応援、ドコモがFOMA新シリーズ発表 (@ITNews)
法人市場をこじ開けるNTTドコモのIP携帯電話 (@ITNews)
FOMAは505iシリーズの上位機種となる (@ITNews)
情報をお寄せください:
最新記事
|
|