アップル、iTMSを日本で開始――100万曲・中心価格150円でスタート
2005/8/5
アップルコンピュータは、かねてより話題となっていた音楽配信サービス「iTunes Music Store」の日本でのサービス開始を発表した。開始時から100万曲を用意し、中心価格は150円。
アップルコンピュータは8月4日、都内でイベントを開催、かねてより話題となっていた音楽配信サービス「iTunes Music Store」(以下 iTMS-J)の日本でのサービス開始をアナウンスした。
米アップルコンピュータのCEO、スティーブ・ジョブズ氏 |
米アップルコンピュータのCEO、スティーブ・ジョブズ氏は「日本のために、日本で作られた」とiTMS-Jを紹介、サービス開始時から100万曲を用意し、15の国内レコード会社が参加することを明らかにした。1曲の価格は、中心価格帯が150円となることも同時に発表した。
8月3日には、米ナップスターとタワーレコードがオンライン音楽配信事業を行う共同出資会社を設立すると発表した。定額料金を支払うことで一定期間聴き放題となるサービスが目玉となる。100万曲の配信曲数を目標としている。
国内では、ソニーグループが出資するレーベルゲートをはじめ、いくつかの音楽配信サービスがあり、またKDDIが携帯電話向けに「着うたフル」を展開しているが、いずれも1曲200円台が主流で、配信曲数も10万〜20万曲にとどまる。
「iTunes Music Store」の国内参入によって、販売価格の値下げや配信曲数の増大など音楽配信市場の活性化が見込まれる。
同サービスは現在、欧米を中心に19カ国で展開しており、約150万曲をネット上で販売している。2003年4月のサービス開始から全世界でのべ5億曲強の販売実績がある。
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