インフラネット構想ベースのアクセス管理、ジュニパー
2005/10/26
米ジュニパーネットワークス セキュリティ・プロダクト・グループ プロダクト・マネージャ カルスィック・クリシュナン氏 |
ジュニパーネットワークスは10月25日、ネットワーク環境にアクセス管理機能を追加するハードウェア(「Infranet Controller 4000」「Infranet Controller 6000」)およびエージェント・ソフトウェアを発表した。同社は2004年ごろから、セキュリティ/品質/信頼性を備えたインフラストラクチャとしてのインターネット公衆網「エンタープライズ・インフラネット」構想を提唱しており、今回発売した製品はこの構想に基づいている。
「Infranet Controller 4000」「Infranet Controller 6000」を同社は“インフラネット・コントローラ・アプライアンス”と称する。これらの製品は、(ネットワークにアクセスするクライアントの)ロールベースでネットワーク環境のセキュリティポリシーなどを定める。また、同製品からは、セッション開始時とセッション使用中に、ネットワークにアクセスしたクライアント(エンドポイント)の法令遵守状態を確認するソフトウェア(インフラネット・エージェント)が無償でダウンロードできる。クライアントに適用されるポリシーは、同社独自仕様のOS「ScreenOS 5.3」を搭載したファイアウォールやVPNハードウェアにも適用される。なお、このようなファイアウォールやVPNハードウェアを同社では“インフラネット・エンフォースメント・ポイント”と名付けている。
インフラネット・コントローラ(「Infranet Controller 4000」「Infranet Controller 6000」)からの信号をインフラネット・エンフォースメント・ポイントが受け取り、ユーザーとエンドポイントに対してあらかじめ定められたセキュリティ制御を行う。インフラネット・コントローラとエージェント、インフラネット・エンフォースメント・ポイントを組み合わせることで、ネットワーク環境におけるポリシーのリアルタイムな適用が可能となる、と同社では説明している。
(@IT 谷古宇浩司)
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