3種類の検知技術で不正侵入を阻止する、マカフィー

2006/4/21

マカフィー マーケティング本部 プロダクトマーケティング部 若松信康氏

 マカフィーは4月20日、ホスト型不正侵入防止ソフトウェア「McAfee Host Intrusion Prevention 6.0」(HIP6.0)をリリースすると発表した。シグネチャ、ビヘイビアによる防御とシステムファイアウォールという3種の検知技術を組み合わせて、不正侵入を監視、阻止する製品。組み込むエージェントは1つであるため、「配備や設定、管理がしやすく、修正プログラムの緊急対応の頻度が軽減できる」と同社はその利点を強調する。

 ビヘイビア分析では、ファイル、システム・レジストリへのアクセスや書き換え、OSの実行ファイルの書き換えなどの攻撃を検知する。シグネチャ分析は、既知の攻撃に対するシグネチャに基づいて検知を行う。そして、システムファイアウォールは、アクセスポリシーに基づいた範囲でのネットワーク防御を実現する。3種類の異なる検知技術を組み合わせることで、不正侵入に対する検知精度の向上が見込めるほか、誤検知の防止なども期待できる。

 同製品はマカフィーの統合管理製品である「McAfee ePolicy Orchestrator」(ePO)で制御することが可能。同社では、ウイルス対策、スパイウェア対策、スパム対策、検疫ネットワークといったすべてのシステム・セキュリティ製品を単一のコンソール(ePO)で管理できる包括的なシステム対策の体系を構築していく予定。

(@IT 谷古宇浩司)

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