「NECは最も広い分野で協力できる企業」、MS バルマーCEO

2006/5/25

 NECと米マイクロソフトは5月24日、世界市場を見すえた戦略的協業関係の拡大を発表した。新たに企業ネットワーク分野での協業を開始。また高信頼サーバやHPC(High-Performance Computing)サーバの開発で互いに技術協力を行う。

NEC 代表取締役執行役員社長 矢野薫氏(左)と米マイクロソフト CEO スティーブ・バルマー氏

 NEC 代表取締役 執行役員社長 矢野薫氏は「IPのテクノロジーがネットワークの世界で使われるようになってきて、従来のコンピュータネットワークから音声やビデオなどがやりとりされるマルチメディアのネットワークの時代になってきた。マイクロソフトとNECの協業は、ITとネットワークが融合する時代に向けてそれぞれの持つ技術や製品の統合を両社で始めるという宣言」と語った。

 協業では、NECのIPテレフォニーサーバ「UNIVERGE SV7000」とマイクロソフトの「Microsoft Office Live Communications Server 2005」の連携を強化する。また、NECが米ユニシスと開発している次世代ハイエンドサーバ、米ストラタスとそれぞれ開発している次世代無停止型サーバに対して、マイクロソフトが技術協力する。

 さらにマイクロソフトが開発している「Microsoft Windows Compute Cluster Server 2003」とNECの「GFS」(Global File System)を連携。両社の技術開発を迅速に進めるために特許クロスライセンス契約の締結も行う。

 国内向けでは、メディアセンターPCの共同開発や.NETを使った共同業種パッケージソフトの開発を行う。両社は共同開発の第1弾として、自治体向けパッケージソフトの開発を行うことを発表した。

 米マイクロソフト CEO スティーブ・バルマー(Steve Ballmer)氏は「NECは最も広い分野で協力できる企業。クロスライセンス契約を結んだことで、エンジニア対エンジニアの関係を強化し、将来のイノベーションを実現できる。このようなエンジニアリング上の協力体制は絶対に不可欠だ」と語った。

(@IT 千葉大輔)

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