顧客対応管理のASPサービスを開始、ヴァイタル
2006/6/23
米タリズマのコーポレート・マーケティング担当バイスプレジデントJim O'Farrel氏 |
ヴァイタル・インフォメーションは6月22日、「Vital Agent PLUS」のASPサービスを7月1日に開始すると発表した。「Vital Agent PLUS」は、米タリズマの顧客対応管理ソフトウェア「Talisma CIM 7.0」のレンタルサービスをベースに、導入支援やサーバの運用・監視などをパッケージ化した総合サービス。企業のコンタクトセンターやコールセンターを販売対象とし、初年度50社への導入を目指す。初期費用55万円、月額16万円(10ID)から。
「Vital Agent PLUS」の基本サービスは、導入のためのコンサルティングや設計作業、初期設定、トレーニングと、「Talisma CIM 7.0」のレンタルサービス、および、サーバシステムのレンタルサービス(最大同時接続数300セッション)やデータバックアップサービスなどで構成される。コンタクト(コール)センターの作業員(同社はエージェントと呼称)やその管理者に対するトレーニングも含まれる。これらの基本サービスに加え、オプションとして、Webシステム間データ連携SIサービスや、顧客企業のWebサイトにAgent PLUSのチャット機能を統合サービスも用意している。
同サービスの核となる「Talisma CIM 7.0」は、マルチチャンネル(電話と電子メール、チャット)の顧客対応情報を一元的に管理できる顧客対応管理ソフトウェア。エージェントは、あらかじめナレッジベースに登録してある情報(返答の用語、定型文、URL、ファイル、メールアドレスなど)を活用しながら素早い対応を行うことができる。開発元の米タリズマにはCRM製品もあり、両製品を連携することでコンタクトセンターに集約されたさまざまな情報をマーケティング戦略に活用することが可能になる。米タリズマのコーポレート・マーケティング担当バイスプレジデントJim O'Farrel氏はこれらの製品を活用することで、「(企業のコンタクトセンターが)コストセンターからプロフィットセンターに変わる」とする。
(@IT 谷古宇浩司)
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