CD-ROM版「15分で分かるITIL」、CAがノウハウ集約し作成
2006/9/15
日本CAはITシステムの運用管理についてのベストプラクティス集「ITIL」(Information Technology Infrastructure Library)について、導入のノウハウを収録した日本独自のCD-ROM「15分! ITIL ALL IN ONE」を作成した。監修した日本CAのカスタマーソリューションアーキテクト 伊藤正博氏は「ITIL導入を経験した会社の成功事例、失敗事例が入っている。CAの導入ノウハウも惜しみなく提供する」としている。
CD-ROMのコンテンツはFLASHベースで必要なポイントだけを学ぶことができる。CAは独自のITIL導入メソッドを開発し、ITIL導入を9フェイズに分けている。「情報収集」「現状調査」「体制の確立」「TECHNOLOGY検討」など。CD-ROMの内容はこのフェイズに沿っていて、1つのフェイズごとに導入のポイントを紹介。CAがコンサルティングで使用している関連資料なども参照でき、1つのフェイズを15分程度で理解できるようになっている。
「15分! ITIL ALL IN ONE」の利用画面 |
フェイズごとに失敗しやすいポイントや、ITIL導入チームを率いるマネージャに対する心得、ITIL執筆者で米CAに属するブライアン・ジョンソン氏のアドバイスを収録したムービーもある。
CD-ROMはCAが9月20日に都内で開催するイベント「CA Expo2006」の参加者に配布する。1000部以上の配布を予定。コンテンツの内容は書籍にすることも検討している。
CAは9月14日、ITILに基づき社内のヘルプデスク業務、サポート業務を最適化、効率化するソフトウェア「Unicenter Service Desk r11.1」を発表した。前バージョンの「Unicenter ServicePlus Service Desk 6.0」をバージョンアップした。構成管理データベースを基盤に持ち、サービスデスクの業務をライフサイクルとして管理できるのが特徴。エンドユーザーからの問い合わせや、受け答えのデータベース化、構成管理、プロセスの自動化、変更管理などの機能がある。価格はサービスデスクの管理者1人ごとに42万円から。
(@IT 垣内郁栄)
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日本CAの発表資料
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