メインフレームやSAPのデータをDr.Sum EAに取り込めるツール
2006/9/16
ウイングアーク テクノロジーズは9月15日、報道関係者向けの説明会を実施。同社の多次元レポーティングツール「Dr.Sum EAシリーズ」の新製品や新機能の解説を行った。
ウイングアーク テクノロジーズ Dr.Sum事業部 営業企画マネージャ 安原幹雄氏 |
Dr.Sum EAで集計したデータは、ExcelやWebサイトなどで閲覧できるように、さまざまなツールも用意している。具体的には、経営層向けにダッシュボードなどを提供する「Dr.Sum EA Visualizer」、Web上での自由集計などを実現するレポーティングツール「Dr.Sum EA Datalizer for Web」、Excel上でマルチレイアウトデータ集計ができる「Dr.Sum EA Datalizer for Excel」、現場のエンドユーザー向け「EXCELアドインインターフェース」、データベース以外のERPやメインフレームとDr.Sum EAをつなぐ「Dr.Sum EA Connect」の5種類のツールが用意されている。
また、Dr.Sum EAのエンジンもデータ規模に合わせて3種類用意。1テーブル2000万件まで格納可能な32bit版「Dr.Sum EA Advanced」、1台で最大1億件のレコードが集計可能な64bit版「Dr.Sum EA Premium」、複数のEAを結合して大規模集計が可能な「Dr.Sum EA Enterprise」となっている。安原氏によると、「Dr.Sum EA Enterpriseの使用用途で最近多いのは、セキュリティログの集計・解析だ。セキュリティログは多い企業の場合、1日数億件の割合で増えている。これを集計するのにはDr.Sum EA Enterpriseクラスの処理能力が必要だ」と説明した。
今回新たにラインアップに加わるのは、「Dr.Sum EA Connect」と「Dr.Sum EA Datalizer for Web」。従来、Dr.Sum EAに取り込めるデータは、OracleやDB2、SQL Serverなどのデータベースのデータと、テキストやCSVデータだけだった。しかし、データベース以外のメインフレームやSAPのデータもDr.Sum EAへ集めて集計したいという要望が増えたため、対応したという。安原氏は、「いわゆるEA的な役割を担う。Dr.Sum EA Connectを通す際に、『会社名データの株式会社を取って渡す』といったデータ加工を行うことも可能だ」
Dr.Sum EA Datalizer for Webは、集計したデータをWebブラウザ上に表示するツール。通常はExcel上に表示するが、Webサイト上で表示したいというニーズも多かったことから対応した。
(@IT 大津心)
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