ジュニパー、データセンター向け製品を全面的に強化
2006/10/18
ジュニパーネットワークスは10月17日、同社のデータセンター向けソリューションの強化について発表した。同社のデータセンター向け製品は、WAN最適化製品、サーバ負荷分散装置、ルータで構成される。これら3つの要素それぞれについて、新バージョンや新製品を提供する。
WAN最適化でジュニパーは「WX」および「WXC」シリーズを展開している。他社製品と比較した場合の同シリーズの優位点は「TCP、UCPのアプリケーションに幅広く対応していること」と同社 アジアパシフィック担当プロダクトマネージャーの乙部幸一朗氏は話す。
同社は、「WXC」シリーズにおいて、1台で45Mbps(圧縮後の帯域)までに対応する新製品「WXC 590」を9月に提供開始した。同製品は6台まで1つのスタックに構成でき、最大155Mbpsに対応可能。ジュニパーは「WX」「WXC」に搭載するOSも同時に「WXOS v5.4」にバージョンアップ。Sambaを新たにサポートするなどの改善がなされた。
WAN最適化装置の新製品「WXC 590」 |
負荷分散装置ではこれまでの「DX3250」「DX3650」の後継として「DX3280」「DX3680」を投入。DX3280は2007年第1四半期の発売予定で、DX3680は2006年9月に発売済み。新製品は旧製品に比べ、SSL処理チップの強化により、SSLオフロード処理性能を2〜3倍に向上した。さらに新DXシリーズ製品は最大64台のアクティブ―アクティブ構成による負荷分散が可能になり、またシングルサインオンを実現する機能も追加された。
ルータについては新製品「M120」を10月に発売。「iChip」の強化により、ルーティングテーブルの処理やQoS処理の高速化を実現した。
(@IT 三木泉)
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ジュニパーの発表資料
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