眞鍋かをりさんだけじゃない
Windows Vista大盛り上がりのワケ
2007/02/05
先週のニュース記事のランキングをまとめたところ、トップ10のうち実に6本が1月30日に一般発売をした「Windows Vista」関連の記事が占めた。トップは深夜販売をレポートした「Windows Vistaが発売、眞鍋かをりさんも「買いました」」。記者は深夜販売を行った東京・有楽町のビックカメラ有楽町店本館を取材し、Windows Vista発売の熱気を感じた。
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実は心配していた。@ITはWindows Vistaの発売に合わせて、深夜販売に訪れたユーザーにアンケートをすることを計画していた。29日午後9時過ぎにビックカメラ有楽町店本館に立ち寄ると、集まっているユーザーはゼロ。店舗側の準備は着々と進んでいるものの、「発売直前になっても誰も並ばないかも……」とアンケートの実施を心配したのだ。
しかし、アンケート結果の記事にあるように、心配は杞憂に終わった。有楽町、秋葉原とも実にたくさんのユーザーが集まった。Windows 95や98ほどではないにしても、「さすがWindows」と思わせる動員数だった。
ビジネス街の丸の内に接するビックカメラ有楽町店本館はマニアックなPCファンではなく、仕事でPCを利用するビジネスパーソンが目立った。もちろん、深夜販売イベントを盛り上げたタレントの眞鍋かをりさんや、お笑い芸人のクワバタオハラさんが目的の人もたくさんいただろう。また、店舗側がWindows Vista発売に併せて用意した特売品も人を引き付けた。
並んだユーザーの中には「特に目新しいことは感じないが、何となく」「機能はまだよく分かっていません……」という人もいた。機能はよく分からないが、なんとなく期待。この「なんとなく」という期待がWindowsの新OSにはあるようだ。それだけWindowsのブランドに強みがあるともいえるが、Windows OSがコモディティ化し、OSの選択肢がほかにないという現実も映し出す。Mac OSやLinuxなど魅力的なOSはたくさんあるが、マイナーにとどまっている。Windows OSの次のバージョンアップの時には、Windowsの強力なライバルが登場しているだろうか。
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