![]() |
![]() |
@IT|@IT自分戦略研究所|QA@IT|イベントカレンダー+ログ |
Loading
|
@IT > ハンズオントレーニングと新資格でめざすはOracle9iASエンジニア |
![]() |
企画:アットマーク・アイティ
営業企画局 制作:アットマーク・アイティ 編集局 掲載内容有効期限:2003年7月31日 |
|
前回「Oracle9i Application Server Java Edition、その中身と役割を知る」の記事で、Oracle9i Application Server(以下、Oracle9iAS)Java Editionの詳細をみてきた。では、使ってみることを決意したとして、具体的にどう学習を進めていけばいいのだろうか。Oracle9iAS Java Editionに関する専門書籍もいくつも出ているが、技術者ならできれば実践的な形で、最新の情報を得たいと考えるのが普通だろう。
日本オラクルはそうしたニーズにも答えを用意している。それは当シリーズ第1回「Webアプリケーションサーバ市場に活性化の起爆剤、オラクルからOracle9iAS Java Edition」でも、少し触れたOracle9i TOPGunプログラムだ。 これはOracle9iASとOracle9i JDeveloperに関する2日間のハンズオントレーニングを“無償”で提供しようというもの。同社にとって、かなり思いきったプロモーションといえる。ただし無償で提供するかわりに、日本オラクルも受講に際して条件を設けている。それは他社製Webアプリケーションサーバを使って開発した経験のあるJ2EEエンジニアであることだ。 このように条件をつける理由は大きく2つある。1つは非常に専門性が高いため、Webアプリケーションサーバに関する知識がまったくないと理解が難しいから。もう1つは、他社製品を知っている技術者ほど、詳細な部分の違いが分かり、Oracle9iAS技術者に転進してもらいやすいから。日本オラクルとしては、教育を提供し甲斐のある受講者を集めたいというわけだ。 だが、他社製品経験者でないと絶対に受けられないかというとそうでもないらしい。Webアプリケーションサーバの概念やJavaおよびJ2EEに関して事前に学習できるのであれば、受講の可能性はあるそうだ。ぜひこの機会にOracle9iASのさらなる詳細を知りたいという方は、Oracle9i TOPGun事務局まで問い合わせてみてほしい(事務局問い合わせメール)。 2月からすでにプログラムはスタートしているが、受講者には非常に好評だそうだ。それはむろん無償だからということもあるが、オラクルはWebアプリケーションサーバ市場に本気でコミットしようとしている姿勢が共感を得ているようだ。受講者数が4000名を突破しても、当初予定していた8月末までのプログラム展開期間を延長して、受講者数をさらに増やすことを日本オラクルは考えている。
気になる2日間の集合研修の内容だが、概要は表1のとおり。
つまり、Oracle9iASのインストールとその管理、Oracle9i JDevelperによる開発の基本を学ぶことにポイントが絞られている。さらに、Enterprise Editionで使用できる機能の「Web Cache」も盛り込まれている。 さて、それとは別に同社にはOracle9iASに関する本編の研修コースが2つある。5日間の「Oracle9iAS Release2管理基礎」と2日間の「Oracle9iAS Release2 管理 J2EE&Web Cache編」だ。これらの研修コースの内容は表2のようになっているが、これらと比べてみるとTOPGunプログラムがより入門編的であるのは事実だ。Oracle9iAS Portalや、大規模なWebコンピューティングで求められるOracleシングル・サインオンやディレクトリサービスなどについて学びたい向きは、この2コースを受講されるとよいだろう。
このほか、同社はOracle9iASの概要を紹介する「Oracle TOPGun Oracle9i Application Server プロフェッショナル一日トレーニング」も用意している。日本オラクル本社で行われる不定期開催のもので、多忙な技術者や経営実務者を対象にしている。次回の受講可能な開催日は7月24日。詳細については、日本オラクルのホー ムページ、研修サービスのイベント情報コーナー、あるいはアットマーク・アイティのイベントカレンダーでチェックしてほしい。
研修でスキルを身につけた技術者に、Oracle9iASエンジニアになってもらうため、同社は新しい資格トラックを設けた。ORACLE MASTER Gold 9iASだ。これはOracle9i Application Serverのインストールをはじめ、アーキテクチャ、各コンポーネントの設定方法、基本操作に関する知識を認定する資格。試験は2003年5月24日にスタートしたばかりだが、すでに47名の合格者が誕生しているという。 それを聞いて受験してみたくなってきたという読者もいるかもしれない。ここで、傾向と対策の一端をお伝えしておこう。一口にいうと、Gold 9iASの試験範囲は非常に広い。主なものだけでも、Oracle9iASのインストールから管理に至る作業に関する知識、Oracle9iASのアーキテクチャやそれを構成する主要コンポーネント、Oracle9iASに搭載されている「Oracle HTTP Server」の設定と管理、「OC4J」(Oracle9iAS Containers for J2EE)の機能と設定、JavaやSOAPについての基本的な知識、Perlなどのスクリプト言語で記述されたCGIアプリケーションをOracle9iASで動作させる方法、「Oracle9iAS Web Cache」や「Oracle9iAS Portal」といったOracle9iASの付加機能、セキュリティに関する設定/管理などがある。 試験問題は5日間の研修コースOracle9iAS Release2管理基礎の学習内容を参考に作成されるというから、Gold 9iAS取得に必要な学習範囲にボリュームがあるのも無理はない。「ひょっとするとORACLE
MASTER Gold DBA Iより難しいかもしれない」というのは、日本オラクルマーケティング本部システム製品マーケティンググループ担当マネジャー鈴木大介氏の弁である。 スキルアップにはそれなりのコストがかかるのが常だが、厳しい時代にはエンジニア研修にお金を割くのもなかなかままならない。同社のOracle9iASプロモーションは、ある意味チャンス。素直に乗ってみるのも面白いのではないだろうか。
|
|