Oracle Databaseを桁違いに高速化する「Oracle Database In-Memory」には、オラクルのパートナー企業各社も熱い期待を寄せている。製品検証により、その圧倒的な性能を実感した1社として、伊藤忠テクノソリューションズのスペシャリストの声をお届けする。[プライベートクラウド/データベース統合][パフォーマンス改善][Oracle Database 12c][Engineered System]
「データ処理のスピードを従来とは桁違いに高速化することで、企業のデータ活用のスタイルを変え、業務改革や新規ビジネスの創出を支援する」──オラクルはこのコンセプトの下、長年にわたってOracle Databaseを核とするデータベース基盤の高速化に取り組んできた。例えば、超高速なデータベースマシン「Oracle Exadata」は現在、変化への俊敏な対応を要求されるビジネスを支えるデータベース基盤として、国内外で広く普及が進んでいる。
オラクルは先ごろ、この取り組みをさらに大きく前進させるソリューションの提供を開始した。Oracle Database 12cのオプション製品「Oracle Database In-Memory」がそれだ。同社パートナー企業の間でも同製品への期待は高く、各社は早期から製品の検証作業に取り組んできた。本企画では、それを通じて各社のスペシャリストらが実感したOracle Database In-Memoryの実力と魅力、そして使いどころを紹介していく。初回となる今回は、伊藤忠テクノソリューションズ(以下、CTC) 製品・保守事業推進本部 ITインフラ技術推進第2部 DB&システムズ技術推進課の北條将也氏、井上俊子氏の声をお届けしよう。
オラクル製品の導入支援で豊富な実績を誇り、オラクル製品に特化したサポートサービスや技術支援サービスなども提供するCTCは、Oracle Database In-Memoryについても早い段階からオラクルと情報共有を進め、製品がリリースされた2014年7月から検証作業を行ってきた。それを通して北條氏が第一に感じたのは、同製品の「圧倒的な速さ」だという。
「当社で検証を行ったところ、多くのアプリケーションでSQLの実行性能が格段に速くなることを確認しました。もちろん、データへのアクセス特性やアプリケーション側でのSQLの書き方に左右される部分もありますが、これまでにない処理性能、大幅なレスポンス改善を期待できるアプリケーションは多いと思います」(北條氏)
一方、北條氏とともに製品検証に携わった井上氏は、Oracle Database In-Memoryの圧倒的な性能を前にして、「最初は途方に暮れた」と打ち明ける。
「初めに日本オラクルの方からOracle Database In-Memoryのお話を伺ったときは、『凄いものが出て来るんだな』とワクワクしましたね。また、実際に当社の環境で検証してみたところ、本当に驚くような性能を確認することができました。そして、一通りの検証作業を終えたとき、ふと途方に暮れたのです。『果たして、これほどの性能を必要とするのは、どのようなお客さまなのだろうか』と」(井上氏)
そんな井上氏の傍らで、ともに検証作業に当たった同僚がこうつぶやいた。
「これからのOracle Databaseでは、この性能が常識になるということか……」
そのひと言で井上氏は我に返る。
「確かに、ビジネスの常識も刻一刻と変化しています。例えば今日、多くの企業がマーケティング活動の一環として取り組みを強化しているキャンペーン分析では、業務系データも含め大量のデータをデータベースに取り込み、リアルタイムに分析し、その結果に応じて施策を打つといったサイクルを高速に回していくことが求められています。Oracle Database In-Memoryの圧倒的な性能なら、その要求に応えることができます。つまり今、多くの業界/業種のお客さまが必要としている製品だと気付いたのです」(井上氏)
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提供:日本オラクル株式会社
アイティメディア営業企画/制作:@IT 編集部/掲載内容有効期限:2015年4月25日
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