CTCは現在、Oracle Database In-Memoryを用いたシステム構築を全方位で支援するための体制整備を進めており、企業のさまざまな要望に応えていきたいという。それに際して核となる施設が、同社のテクニカルソリューションセンターである。
「当社のテクニカルソリューションセンターでは、Oracle Database In-MemoryやOracle Exadataなどを使ってPoC(Proof of Concept:導入前実機検証)を実施する環境を整えています。また、さまざまなハードウエアを取り揃えており、マルチベンダー環境で検証を行うことも可能です。当社のスペシャリストのサポートを受けながらPoCをスムーズに実施できる点は、Oracle Database In-Memoryのご提供に関する当社の大きな強みだと考えています」(北條氏)
なお、CTCのテクニカルソリューションセンターは、アジア太平洋地域で初めて「Oracle Authorized Solution Center(OASC)」の認定を受けた施設でもある。OASCとは、オラクル製品の検証やデモンストレーションに適した施設であることをオラクルが認証する制度だ。このOASC認定により、CTCのテクニカルソリューションセンターでは、オラクルとの強力な連携体制も生かしてPoCを行うことができる。そのメリットを井上氏は次のように説明する。
「Oracle Database In-MemoryはOracle Database 12cでの利用が前提となるため、お客さまによってはデータベースのアップグレードも含めた検討が必要となります。アップグレードに際しては、例えば『サービスの停止時間を最短にとどめたい』、あるいは『無停止時で移行したい』といった具合にさまざまな要件が出てくることでしょう。テクニカルソリューションセンターでは、そうした要件に応じて各種の検証が行える環境を、OASC制度を通じたオラクルの支援も受けながら整えており、実際にお客さまのアプリケーション環境を再現して検証を実施することも可能です。この充実した環境で深い実機検証が行える点は、お客さまにとって非常に大きなメリットだと思います」
先に北條氏が語ったように、Oracle Databaseで構築された既存のデータベース環境との高い親和性を備える点が、他の製品にはないOracle Database In-Memoryの大きなメリットの一つである。ただし、実際に導入を検討する際には、その効果を明確化し、また導入をスムーズに進めるためにも、事前に精緻な検証を行うことが望ましい。それを強力に支援するのが、オラクル製品に関して豊富な実績を持ち、OASC認定を受けたテクニカルソリューションセンターを構えるCTCなのである。
2015年4月9日〜10日の2日間にわたり、オラクルのクラウド・ソリューションを一挙に紹介するイベント「Oracle CloudWorld Tokyo 2015」が下記要領で開催されます。本記事で紹介したOracle Database In-Memoryに関連するセッションも予定されておりますので、ぜひ奮ってご参加ください。
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提供:日本オラクル株式会社
アイティメディア営業企画/制作:@IT 編集部/掲載内容有効期限:2015年4月25日
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