国内ベンダー第1号のOEMパートナーとして、オラクル製品に関する豊富な実績と知見/ノウハウを誇るNEC。「Oracle Database In-Memory」に関しても綿密な製品検証を重ねてきた同社は、このインメモリデータベース製品をどう評価しているのか。同社スペシャリストに聞いた。[プライベートクラウド/データベース統合][パフォーマンス改善][Oracle Database 12c][Engineered System]
オラクル製品の取り扱いで高い能力を有するパートナー企業を称える「Oracle Excellence Award」を17年連続で受賞し、2014年には最高賞である「Oracle Excellence Award Specialized Partner of the Year - Japan」を獲得するなど、オラクル製品のエキスパートとして豊富な実績を誇るNEC。同社は「Oracle Database 12c」のオプション製品として登場したインメモリデータベース「Oracle Database In-Memory」をどう評価しているのだろうか。早期から製品検証を重ねてきた同社システムソフトウェア事業部 主任の廣田幸一氏に聞いた。
NECは現在、最新のハードウエアとOracle Databaseを組み合わせた高速データベース基盤のリファレンスアーキテクチャとして「NEC Oracle Database 高速化ソリューション」を提供している。同社のサーバー製品「Express5800シリーズ」や「NX7700xシリーズ」、ストレージ製品「iStorage Mシリーズ」、そしてOracle Database 12cから成る同リファレンスアーキテクチャは、高い性能と可用性を兼ね備えたデータベース基盤の短期間かつ低コストでの導入を可能にする。
このNEC Oracle Database 高速化ソリューションのオプションとして提供するために、また既存のデータベース基盤を高速化したいという多くの顧客の要望に応える目的から、NECはOracle Database In-Memoryの検証作業を早くから進めてきた。
大量のデータをメモリ上で処理することによって高速化を図るOracle Database In-Memoryは、データベース基盤のパフォーマンスを劇的に改善するソリューションとして期待を集めている。その期待はかなうのか? 実際に検証作業に当たった廣田氏は、最初の印象を次のように語る。
「本当に、桁違いに速くなったというのが第一印象です。これまで数秒かかっていた処理が、ミリ秒単位で終わってしまう。とにかくびっくりしました。
また、検証環境の準備や構築を行う中で感じたのは、導入が容易であるということです。Oracle Database In-Memoryの機能特性を理解し、適用対象システムでの効果を事前に見極められれば、設計要素がシンプルなので、新製品の導入時によく見られる構築時のトラブルも起きにくく、スムーズな導入が可能だと考えています。」(廣田氏)
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提供:日本オラクル株式会社
アイティメディア営業企画/制作:@IT 編集部/掲載内容有効期限:2015年4月30日
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