PSソリューションズによる今回の検証では、Oracle Database Cloud ServiceとOracle Java Cloud Serviceの基本機能や性能に関して、オンプレミスと遜色のないことが確認された。今後は、同社の強みであるミッションクリティカル分野に適用する際に求められる要件についても順次、検証を行っていく予定である。
「Oracle Cloud Platformをミッションクリティカル分野に適用していくには、セキュリティや可用性、サービスレベルについても事前に十分な検証を行う必要があると考えています。特に可用性の観点ではOracle Real Application Clusters(RAC)が必須となるため、Oracle Cloud Platform上での挙動を確認しておきたいですね。これらの要素もオンプレミスと遜色のないレベルで利用可能なことを確認できたら、当社がこれまでに培ったノウハウを生かしつつ、お客さまのニーズに応じてオンプレミスとクラウドの双方でオラクルのソリューションをベースにしたシステムをご利用いただけるようサービスを展開していきたいと考えています」(飯泉氏)
PSソリューションズは今後、従来の顧客であるソフトバンクグループのみならず、IoT(Internet of Things)やビッグデータ活用に関連して大規模システムの需要が高まることが見込まれるグループ外企業へのソリューション提供も視野に入れ、Oracle Cloud Platformの活用を検討していくという。
なお、Oracle Database Cloud ServiceとOracle Java Cloud Serviceの双方について、本番環境での活用を視野に入れて詳細な性能検証を行った事例としては、今回の検証が国内初となる。検証作業を支援した日本オラクル クラウド・テクノロジー事業統括 データベースソリューション本部 通信ソリューション部の黒田壮大氏は、今後も引き続きPSソリューションズと協業し、検証作業を支援するとともに、エンタープライズへのOracle Cloud Platformの適用を促進させていきたいとしている。
以上、ここではPSソリューションズによるOracle Database Cloud ServiceとOracle Java Cloud Serviceの検証結果を紹介した。この結果から、これまでオンプレミスで提供されてきたOracle DatabaseとOracle WebLogic Serverの利用価値が、Oracle Cloud Platformによってさらに高まることがお分かりいただけただろう。Oracle Database Cloud ServiceとOracle Java Cloud Serviceについては現在、30日間の無償トライアルを実施している。Oracle DatabaseやOracle WebLogic Serverをクラウドで利用したいと考える読者は、ぜひこの無償トライアルを活用して両サービスを実際に試し、ご自身の目でその実力を確かめていただきたい。
2015年12月8〜9日の2日間にわたり、オラクルのクラウドサービスに関する最新情報とユーザー企業による活用事例を一挙に紹介する大規模イベント「Oracle Cloud Days Tokyo」を開催。その初日(8日)に、本記事で紹介したPSソリューションズによるOracle Cloud Platformの検証内容を解説するセッションが予定されています。奮ってご参加ください。
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提供:日本オラクル株式会社
アイティメディア営業企画/制作:@IT 編集部/掲載内容有効期限:2016年1月2日
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