「小規模で手軽に使いたい」というケースからミッションクリティカルシステムまで、さまざまなニーズに対応している点もOracle Database Cloud Serviceの大きな特徴だ。
例えば、2016年内の提供開始が予定されているサービスの1つに「Oracle Database Cloud Free Service」がある。これは、1スキーマまでの「Oracle Database 12c Enterprise Edition」相当の機能を無償で利用できるというものだ。リソースに関して「1 CPUコア、最大ストレージ容量100MBまで」という制限はあるものの、Webブラウザ上で利用可能な「Oracle Application Express(Oracle APEX)」を使ってデータベースアプリケーションをスピーディに開発/運用することができる。Oracle Databaseを小規模で手軽に利用したいという企業にうれしいサービスである。
また、ミッションクリティカル用途向けのハイエンドサービスとしては、既に「Oracle Database Exadata Cloud Service」の提供が開始されている。こちらは最小構成で16CPUコア、496MBメモリ、19.2TBのフラッシュストレージ、42TBのディスクストレージをクラウド上で利用できる。Oracle Exadataと同等のパフォーマンスと信頼性を備えたデータベース環境がクラウド上で月額課金によって提供されるサービスである。
データベース環境の可用性とスケーラビリティを高める「Oracle Real Application Clusters(Oracle RAC)」についても、Oracle Database Cloud Serviceのオプションとして提供が開始されている。Extreme Performance構成で利用可能となっており、他の機能やオプションと同様にWebブラウザ上の管理画面による設定だけで利用できる。管理スキームはオンプレミス版のOracle RACと同様であり、管理ツール「Oracle Enterprise Manager」を使ってオンプレミス環境とシームレスに統合管理することも可能だ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
提供:日本オラクル株式会社
アイティメディア営業企画/制作:@IT 編集部/掲載内容有効期限:2016年5月24日
驚異的なパフォーマンス、優れた運用効率、最高の可用性とセキュリティ、クラウド対応を実現するOracle Exadataとの統合、クラウド、可用性や運用管理など、次世代データベース基盤構築のために参考になる必見資料をまとめてご紹介いたします。