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俺の「パスワード:*****」って何でしたっけ? 〜アプリケーションのパスワード調査編〜ツールを使ってネットワーク管理(5)(6/6 ページ)

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使えなかったアプリケーションも使えるように

 Asterisk Loggerを使うとProtected Storage PassViewでパスワードが取得できなかったアプリケーションの隠されたパスワードもどんどん記録されていきます。

 これで、少しは私のやることが減ってちょっとは早めに家に帰れるかも。律子さんはほっとしました。

 とにかくパスワードのことを思い出してもらうためにも、マシンを移動する前にはProtected Storage PassViewとAsterisk Loggerを使ってもらうことにします。

 数日後、博君がやって来て、自慢げにいってきます。

博君 「律子さん、見つけたんですよ。****で隠されたパスワードってデバッガで見られるんですよ」

律子 「ああ……、そういや、そうね」

博君 「プログラマだったら知っていて当然ですよね」

律子 「いや……、あんたの紹介してくれたサイトにツールがあるんだけど」

博君 「えっ……」

 気まずい表情で律子さんから離れていく博君でした。

<ちょっと解説> Protected Storage PassViewとAsterisk Logger

 今回もネットワークからは少し外れますが、あると便利なツールの紹介です。

 シリアルナンバーや自動保存されたパスワードといった、普段は必要ないけれど、ある日突然必要になる情報というのは、意外となくしたり忘れたりする人が多いみたいで、なぜかそれを管理者に泣き付いてくる人が多いような気がしています。

 特にパスワードは無意味な文字列で作成されていることが多いせいか、アプリケーションに記憶させている人が多く、すぐに忘れられてしまいがちです。

 今回紹介した、Protected Storage PassViewとAsterisk Loggerは前回に引き続き、Windowsの奥深くに隠されているものを探して表示してくれるツールです。

 これを使えばアプリケーションに保存されているパスワードが出てきてうれしいのですが、保存しなくてもいいように普段からまめに管理しておきたいものです。




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