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第1回 DBアプリのデータソースとなるデータベースの作成連載:Visual Studio 2005によるWindowsデータベース・プログラミング(3/3 ページ)

非常にリッチだが結構複雑なVS 2005のDBアプリ作成支援機能を使いこなすための新連載。まずはDBの作成から。

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テーブルの作成とレコードの追加

 データベースが作成できたので、続いてはデータベース内にテーブルを作成しましょう。

 データベースの中身をのぞくには、ソリューション・エクスプローラでいま作成したデータベースをダブルクリックします。すると「データベース・エクスプローラ」のウィンドウが別に開きます*4


図10 データベース・エクスプローラ
データベースに含まれるデータベース・オブジェクトの追加、編集、削除などは、このデータベース・エクスプローラで一括して行える。

*4 VS 2005ではデータベース・エクスプローラではなく「サーバー・エクスプローラ」が使用されます。VB 2005ではDBファイルに対してのみ、このようなツリー形式でデータベースを操作できますが、VS 2005ではDBサーバに接続して、DBサーバのデータベースも同様にツリー形式で操作できます。


 データベースに新しいテーブルを追加するには、「テーブル」の部分を右クリックし[新しいテーブルの追加]を実行します。


図11 新しいテーブルの追加
データベースに新しいテーブルを追加するには「テーブル」の部分を右クリックし[新しいテーブルの追加]を実行する。

 テーブルを定義するための次のようなタブが開きますので、テーブルの列項目を定義していきます。ここでは取りあえず、次のようなテーブルにしておきます。


図12 テーブルの列項目の定義
列の名前、データ型、Nullを許容するかどうかを指定する。主キーの設定などは、行を右クリックしてコンテキスト・メニューから設定できる。

 [Ctrl]+[S]キーを押すか、メニューから[ファイル]−[<テーブル名>の保存]を実行すると、次のようなメッセージボックスが開きますので、テーブルに名前を付けて保存しておきます。


図13 テーブル名の指定

 データベース・エクスプローラに戻ると新しいテーブルが追加されたことを確認できます。作成したテーブルは、テーブル名の部分(図14では「MyTable」の項目)をダブルクリックするか、右クリックして[テーブル定義を開く]を実行すれば、再度図12の画面が開いて修正できます。


図14 追加されたテーブル

 続いて、いま作成したテーブルにいくつかのレコードを追加しておきましょう。

■レコードの追加

 テーブル名の部分(図14では「MyTable」の項目)を右クリックして[テーブル データの表示]を実行すると今度は次の図のようなタブが開きますので、表内にデータを追加していくことができます。


データを入力していく


図16 テーブルへのレコードの追加

 テーブルに追加したレコードは[テーブル データの表示]を実行することにより、いつでも閲覧、編集できます。


 今回はVB 2005を使用してDBアプリのデータソースとなるデータベースを作成し、そこにテーブル、レコードを作成しました。次回ではこのデータベースを使用しながら、今回でも何度かチラッと登場したデータセットや、データセットに含まれるデータテーブルなどについて解説する予定です。

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