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「MySQL 5.6.13」が公開多数のバグを修正

オープンソースデータベース管理システムの更新版となる「MySQL 5.6.13」が2013年7月31日に公開された。重要な変更点として、レプリケーションの変更が挙げられる。

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 オープンソースデータベース管理システムの更新版となる「MySQL 5.6.13」が2013年7月31日に公開された。重要な変更点として、レプリケーションの変更が挙げられる。

 デフォルトでは、例えばマスター上のSMALLINTカラムからスレーブ上のBIGINTカラムへなど、整数をマスター上の小さな型からスレーブ上の大きな型へとプロモートする際、プロモートされた値は署名されたものとして扱われる。

 今回のバージョンではそうした場合、「ALL_SIGNED」と「ALL_UNSIGNED」のいずれかあるいは両方を使ってこの挙動を変更したり、上書きしたりすることを可能とした。サーバシステムの「slave_type_conversions」変数で設定できる。

 また、プログラムオプションの指定に際して、これまでは例えば「--compress」という完全形でも「--compr」という短縮形でも指定することが可能だった。しかし、新しいオプションが導入された場合に問題を引き起こす恐れがあるとして、短縮形は非推奨とし、短縮形を使った場合は警告メッセージを表示するようにした。次期バージョンのMySQL 5.7では短縮形はサポートせず、完全形のみ受け付ける。このほかにInnoDB関連を含め、多数のバグを修正した。

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