WordPressでのキャンペーン運用に超絶便利なプラグイン3選:隔週刊「キャンペーンサイト構築&運用」(3)(2/2 ページ)
本連載では、全5回でWindows Azure WebサイトとWebMatrix 3によってWordPressをカンタンに導入し、キャンペーンサイトを構築して運用するノウハウを解説する。今回は、簡単に応募フォームを作れる「Contact Form 7」や入力データを管理する「Contact Form DB」、クラウド電子メールサービス「SendGrid」を扱うWordPressプラグインを紹介する。
「SendGrid」を使い、AzureWebサイト上でメール配信を可能にする
応募フォームを作成し、メールのテンプレートまで作成したが、このままではフォームの「応募する」ボタンを押してもメールは送信されない。
AzureWebサイトからメールを送信をするには、外部のSMTPから送信する必要がある。幾つか方法があるが、今回は、「SendGrid」というクラウド電子メールサービスを活用する方法を紹介する。1カ月2万5000通までは無料で、それ以上の場合は有料プランがある。
Azureアドオンの追加
Azureのポータルのメニューの「アドオン」から「アドオンの購入」をクリックする。
「SendGrid」を選択し、クリックする。
「Free」を選択し、地域は「東アジア」を選択する。
完了すると、このような表示が現れる。
ポータル画面下部の「接続文字列」をクリックする。
このユーザーネームとパスワードは後で使用するので、メモしておく。
WordPressプラグインのインストール
次に、WordPress側でメールの設定を行う。SendGrid設定用のプラグイン「SendGrid」があるので、それを検索しインストールする。
プラグインの設定
管理画面の「設定」→「SendGrid」で、先ほど手に入れたユーザーネームとパスワードを入力する。他にも送信者の名前の設定や送信元のメールアドレスなどを入力する。設定内容を保存すると、これでメールが送信可能になる。
SendGridのダッシュボード
SendGridのダッシュボード「SendGrid Statistics」からアクティビティやパフォーマンスログの分析が可能である。
フォームの情報をデータベースで管理する
次に、応募フォームから送信された情報をデータベース化し、管理画面上で確認ができるようにする。プラグインの「Contact Form DB」は「Contact Form 7」と連携しており使いやすい。
インストールして有効化した後に、フォームから送信をすると、「Contact Form DB」の管理画面に送信内容が表示される。
次回は、スマートフォン最適化
次回は、プラグインを使用したスマートフォン最適化を行う。スマホがあれば、いつでもどこからでもキャンペーンに応募できるので、キャンペーンサイトを運用するのに、とても有効な手段になるだろう。
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