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“過去最大のリリース”、「MongoDB 2.6」公開:クエリエンジン刷新、分析機能も強化
テキスト検索の統合、クエリエンジンの刷新などを盛り込んだNoSQLデータベースの最新版、「MongoDB 2.6」がリリースされた。
NoSQLデータベース「MongoDB」の最新版となる「MongoDB 2.6」が2014年4月8日にリリースされた。アグリゲーションの強化やテキスト検索の統合、クエリエンジンの刷新などが盛り込まれ、「過去最大のリリース」と位置付けている。
MongoDBのブログによると、MongoDB 2.6では拡張性強化のためにクエリ実行エンジンを完全に書き換え、高度なクエリプランナー構築の第一歩としてインデックスインターセクションを導入した。コードベースはメンテナンスを容易にし、新機能も実装しやすくした。
エンタープライズ環境への導入を支援するため、セキュリティやインテグレーション、分析機能も強化された。シングルサインオンのためのLDAP、x.509、Kerberos認証に対応した他、セキュリティ機能ではTLS、ユーザー定義ロール、フィールドレベル編集などに対応した。
MongoDBの管理・アラートサービス「MongoDB Management Service」(MMS)には、クラウドとオンプレミスに対応したバックアップ機能やPoint-in-Time復旧機能が加わった。
次期リリースのMongoDB 2.8では並行処理の大幅な改善を予定しており、ドキュメントレベルロッキングなど、その基盤も整えたとしている。
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