連載
「AIDA」でデザインの効果を計測する:エンジニアのためのWebデザイン基礎の基礎(最終回)(2/5 ページ)
デザイン初心者向けにWebデザインのイロハを解説する本連載。最終回は、Google Analyticsを使ってデザインの効果を計測する際のポイントを解説する。
Attention(注目)
ユーザーがWebサイトを訪問して最初に開くページを「ランディングページ」といいます。このページに必要なのは、ユーザーに「注目させる」ことです。
「どういうページか」「メリットは何か」「次は何をすべきか」が数秒のうちに伝わらなければ、ユーザーはすぐに他のサイトに行ってしまいます。それらがうまく伝わっているかを計測する指標が「直帰率」と「離脱率」です
Attentionの計測方法:「直帰率」「離脱率」
直帰率は「2ページ目以降を見ることなくサイトから出て行ったユーザーの率」です。離脱率は、「そのページを最後に出て行ったユーザーの率」です。
これらの率が高ければ「ユーザーに数秒以内にメリットが伝わらなかった」ということです。もし伝わっていれば、2ページ目以降を見るはずだからです。
Attention(注目)のプロセスでは、直帰率と離脱率の2つを計測します。デザインを変えてこれらの数値が改善すれば、「リデザインが成功した」ということです。
Attention(注目)でのデザイン対策
- メリットを簡潔に伝える「キャッチフレーズ」を作成する
- キャッチフレーズは「大きな文字」にする
- キャッチフレーズを補足説明する
- 補足説明は簡潔に「小さめの文字」にする
- イメージを決定する画像を作る
- コール トゥ アクション(CTA=行動喚起)を目立たせる
- 次への行動が分かる「リンク」や「ボタン」を用意する
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