一般的に携帯キャリア回線の料金プランでは、1カ月当たりのモバイルデータ通信容量の上限が決まっている。それを超えると、通信ができなくなったり速度が低下したりする。制限される前に警告が表示されるようにするには?
対象ソフトウエアとハードウエア:Android OS 4.xを搭載したスマートフォン/タブレット
NTTドコモやau(KDDI)、ソフトバンクモバイル、そして格安SIMでも、携帯キャリア回線の料金プランでは、1カ月当たりのモバイルデータ通信時の上限容量が決まっているのが一般的だ。それを超えて通信してしまうと、通信が停止したり、通信速度が下がったり、割高な追加料金を求められたりする。
かといって普段から、モバイルデータ通信でどれくらいの容量を消費したのか、確認するのは面倒だ。右の関連記事に記しているように、アプリで使用量を確認できるとしても、ついつい忘れてしまうことが多いのではないだろうか?
もし上限容量に近づいた時点で自動的に警告が表示されれば、使いすぎを事前に防止しやすいだろう。これにはいくつかの方法がある。本稿では、Android OS 4.xに標準装備の機能を使って実現するための設定手順を説明する。
モバイルデータ通信で消費した容量に応じて自動的に警告を表示させるには、まずホーム画面から[設定]-「無線とネットワーク」枠の[データ使用量]とタップして、「データ使用量」という設定画面を開く(端末によっては、「データ使用量」ではなく「データ使用」となっている場合がある)。そこに表示されたグラフで、警告を発する容量(以下、警告容量)を設定する。
料金プランの上限に対し、何%ぐらいで警告を発生させるべきか、という点は悩ましいだろう。上限に近すぎると、通知に気付く前に上限に達してしまうだろうし、少なめに設定すると警告が頻繁に表示され、意味が無くなってしまう。
まずは、過去に上限に達したことがなければ、過去のデータ使用量の履歴からその最大値を警告容量として設定してみよう。上限に達したことがあるなら、上限値の70%~80%を警告容量として設定してみる。これで実際にしばらく使ってみて、支障があれば警告容量を少しずつ増減して調整するとよいだろう。
上記の手順で警告容量を設定した後、実際にその容量までモバイルデータ通信を行うと、画面左上に赤い三角形というよく目立つアイコンとともに「データ使用の警告」という通知が表示される。
モバイルデータ通信量を抑えるコツについては、別途解説する
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