「Cloud Foundry on Azure」がGAに:Azure Resource Manager経由で操作可能
「Cloud Foundry on Azure」が一般公開(GA)に。AzureとCloud Foundry環境間の操作を統合できる環境が用意された。
2015年11月3日、「Cloud Foundry on Azure」が一般公開(GA)となった。米マイクロソフトのNING KUANG氏がブログで公表した。マイクロソフトでは2015年5月にパブリックプレビュー版をリリースしていた。
Cloud FoundryはオープンソースのPaaS(Platform as a Service)構築基盤ソフトウエア。米Pivotalは商用版のPivotal Cloud Foundryを提供しており、また、IBMの「IBM Bluemix」や、米ヒューレットパッカードが買収した「Stackato」もオープンソースのCloud Foundryをベースにしている。
ブログでは、Cloud Foundry on AzureがGAになったことで、「Azure Resource Manager」のテンプレートから「シンプルにワークフローをプロビジョニングできるようになる」としている。今後は、「Azure Resource Manager」のテンプレートを介して、デプロイ管理ツール「BOSH」やCloud Foundryを操作し、リソースのプロビジョニングを実行できるようになる。また、「Azure Cloud Provider Interface(Azure CPI)」を介してCloud Foundryの仮想マシンも管理でき、永続的なディスクスナップショットなどを含む全てのCloud Foundryの標準機能をAzure上でサポートできるようになる。
これらの機能はAzure CPIがオープンソースのCloud Foundryのソースコードリポジトリにマージされた成果であり、今後も、マイクロソフトはCloud Foundry開発コミュニティの支援が得られ、オープンソースソフトウエアのエコシステムにも貢献できるとしている。
この他、商用版の「Pivotal Cloud Foundry」を展開する米Pivotalでも、2015年11月2日に、アーリーアクセスプログラムとして「Pivotal Cloud Foundry on Azure」を提供すると発表している。Pivotal Cloud Foundryは既にAmazon Web Services、VMware vSphere、VMware vCloud Air、OpenStackに対応しており、今回、Microsoft Azureが加わったかたちだ。
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