島根編:どこでも働けるということ――Iターンエンジニアが実践する屋外開発と開発合宿:ITエンジニア U&Iターンの理想と現実(10)(2/4 ページ)
ITエンジニアはPCと電源があれば、どこでも働けるよね?――U&Iターンの理想と現実「島根編」の第1回は、お城で、お寺で、民宿で、ネットワークとクラウドツールを駆使して働くIターンエンジニアのリモートワーク事情を紹介します。
出勤リモートワーク
2016年7月現在、モンスター・ラボ島根開発拠点はこんな組織です。
- 4人のエンジニアが
- Webとスマホネイティブの技術を中心に
- 業務システムやB2Cサービスなどを開発しています
島根で私たちがどのように仕事をしているかを紹介しましょう。
多くの場合、島根のメンバーの他に、東京の本社にもエンジニアやディレクターなどの開発メンバーがいます。さらにベトナムなど海外のグループ/パートナー企業に開発メンバーがいることもあります。
コミュニケーションツールは「Slack」です。クライアントの多くは東京などにいるので、彼らがSlackチームに参加している案件もあります。文字やファイルのやりとりだけでは意図が伝わらないことが多いので、「appear.in」などのビデオ通話サービスを1日に何度も起動します。これにもクライアントを巻き込みます。
ソース管理は「GitHub」、ファイル共有は「Googleドライブ」、サーバは「AWS(Amazon Web Services)」などのクラウドです。どこにいても社内にいるのと同様の環境で安全かつ効率的に仕事ができます。プリンタはほとんど不要です。これは素晴らしいことです。インターネットと電源さえあれば仕事になります。この事実は東京のSIerに勤めるエンジニアたちにも知識としては知られているでしょう。
しかし、知識として知ることと実際に体験することの間には大きな溝があります。あるんじゃないかと思っています。
私たちの仕事のスタイルは、今のところリモートワークに近いです。在宅ではなく事務所に出勤しますが、在宅でもほとんど変わらずにできることを、たまたま事務所でやっているだけです。しかし在宅で、全くの独りきりで仕事をし続けるのはしんどいと思いますので、松江のオフィスに数名のエンジニアが集まって働くのはちょうどいい環境です。
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