「8月なのに内定ゼロ」「オワハラされて超泣ける」――夏の終わりの就活お悩み相談室:就活のトリセツ(10)(3/4 ページ)
「8月なのに内々定がない(ないてい)」「内々定もらった会社に行く気がうせた」「オワハラがイタクテ、イタクテ超ふるえる」――夏の終わりのホラーな悩みに、名古屋のキャリセン ツートップがビシバシ答えちゃうよ!
お悩みその2「内々定もらった途端、行く気がうせた」
内々定ゼロの同級生からすれば「ぜいたく言うな!」って感じかもしれないけど、内々定もらった瞬間に熱が冷めちゃったんです。この会社、就職しなくちゃダメですか?
ナカムラアキノリと田中先生のアドバイス
就活の目的がいつの間にか、「就活に勝つ」こと、つまり「内々定をもらう」ことになってしまい、内々定をもらった瞬間に熱が冷めてしまう就活生は実はよくいる。
そうではなくても、いざ就職先を決めるとなると、それはそれで悩みが出るのが普通だ。「本当にこの会社でいいのかな」とか「この仕事できるかな」とか。
この悩みは結構大切だ。なぜなら、将来のことを真剣に考えるのは、就活時よりも、働くことが目前に迫った時だからだ。リアルに自分が働くことを想像したときに出てくる悩みにどう向き合うのかが、とても重要だ。
もし、その会社で働く気が本当にないのなら、速攻お断りを入れるべきです。
「正直、内々定をもらうことに走ってしまった」という就活生もいるでしょう。「多くの友達が受験するから」「先輩がいるから」「親が勧めるから」「知名度が高いから」「ここの内定持ってたらイケてんじゃね? と思ったから」「安定してそうだから」「とにかく内定が欲しかったから」……もしかすると、あなたが持っている内々定の幾つかはそんな感じで「もらえちゃった」内々定かもしれません。
もしかしたら、内々定を頂けたことで自信が付いたのかもしれません。目線が上がったのかもしれません。そんなときは次の大きな壁にチャレンジすればいいと思います。より著名でビッグな企業、採用人数極少の狭き門な企業、専攻とは全く畑違いだけど興味のある企業……。いいじゃないですか。やるだけの価値はあります。
ただし、就職活動はゲームではありません。「内々定の数が多いと勇者」とか、「いろんなジャンルの内々定をコレクションしたい」……という軽い考えは厳禁です。
もし今からもう一度就職活動をする気力があるのなら、就活を再開させればいいのです。しかし、「いやー。もういいっすわ、オレ(ワタシ)……」ということなら、いったんはその企業でお世話になればいいと思います。で、「キミに辞められたら困るな」と会社の人に言われるぐらい力を付けましょう。そして数年たって、「やっぱり別の会社に行きたい」と思ったなら、堂々たる実績を武器に転職するのもアリかもしれません。
総括
内定ゼロで焦る就活生は、内々定を「ゲト」することがゴールのように感じているかもしれない。でもね、実は新卒での就職は、その先の長〜い社会人人生のスタートにしかすぎないのだ。自分にぴったりな会社を探す時間はたっぷりあるのだよ。
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