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マイクロソフト、Linux対応「Skype for Linux 5.0(β版)」を公開:通話機能、コラボレーション機能が向上
マイクロソフトは、Linux版「Skype」の次期バージョン「Skype for Linux 5.0(β版)」を公開。Windows版などと同様に、Skypeクレジットによる携帯電話/固定電話への発信機能や画面共有機能に対応した。
米マイクロソフトは2017年3月1日(米国時間)、Linux版「Skype」の次期バージョン「Skype for Linux Beta version 5.0(β版)」を公開した。
Skypeは2017年3月現在、「従来のピアツーピアアーキテクチャから、“モダンでモバイルフレンドリーなクラウドアーキテクチャ”への移行の途上にある」(マイクロソフト)という。マイクロソフトは、2016年7月に「Skype for Linux」のα版をリリースして以来、この移行戦略に沿った、新しい利用体験を創造することに注力してきたと述べている。
今回リリースされたβ版では、パフォーマンスの改善とバグの修正に加え、以下の機能追加が行われた。
- 通話機能の向上:Skypeクレジットで携帯電話や固定電話への発信ができるようになった。また、Linux版からAndroid、iOS、Windows、Mac版Skypeユーザーへの1対1でのビデオ通話に対応した
- コラボレーション機能の向上:Linux版でも、他のSkypeデスクトップクライアント(Windows版バージョン7.33以降、Mac版バージョン7.46以降)と同様の「画面共有機能」に対応した
- 使い勝手の向上:主にUbuntuで使われるLinuxのデスクトップ環境「Unity」のランチャーに未読の会話数を表示できるようにした。また、連絡先リストへの在席ステータスとして、「退席中」「取り込み中」が表示されるようになった
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