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GitHubとSlackの連携の基本&知られざる便利機能Wiki、Releases、Graphs、Pulseこっそり始めるGit/GitHub超入門(13)(3/5 ページ)

本連載では、バージョン管理システム「Git」とGitのホスティングサービスの1つ「GitHub」を使うために必要な知識を基礎から解説しています。今回は、Pulse、Graphs、Releases、Wiki、Slackを例にした外部サービスとの連携について解説します。

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特定のコミットに名前を付ける「タグ」とリリース情報を作成、編集、削除する「Releases」

 Releasesとは、ある時点のソフトウェアを配布する際のリリース情報を作るためのGitHubの機能です。Gitの「タグ」という機能がベースになっています。

 Gitのタグは特定のコミットに名前を付ける機能です。タグを使えば、特定のコミットを参照しやすくなったり、後から特定のコミットへ戻しやすくなったりします。

 例えば、コミット「1374b52」に「v1.0」というタグを付けたとします。すると、後からタグ「v1.0」を指定して、リポジトリをコミット「1374b52」の状態に戻すことができます。

 GitHubのReleases機能を使用してリリースを作成すると、「リリースノート」や「添付ファイル」をタグにひも付けることができます。

 例えば、下記リストの内容のリリースを作成すると、バージョン1.0のソフトウェアを配布するための準備が整います。

  • タグ:「v1.0」
  • リリースのタイトル:「バージョン1.0リリース」
  • リリースの説明:バージョン1.0の変更点(リリースノート)を記載
  • 添付ファイル:バージョン1.0のソフトウェア一式を格納したzipファイル

 GitHub上でソフトウェアを配布する必要がない場合でも、重要なタイミングでリリースを作成しておけば、後から特定のリリースの内容を簡単に確認できるようになります。

リリースを作成する

 リリースを作成してみましょう。GitHub上のリポジトリページを表示し「Code」タブの中の「releases」をクリックします。


図15 リポジトリトップページ

 リリースを1つも作成していない場合、図16のような表示になります。「Create a new release」をクリックします。


図16 Releaseページ

 リリース作成ページが表示されます。「Tag version」にタグの名前を、「Release title」にリリースのタイトルを、「Describe this release」にリリースの説明を記入します。


図17 リリース作成ページ

 今回は図18のように、それぞれ「v1.0」「Git/GitHub連載第13回」「- Git/GitHub連載第13回までの内容を反映」と入力しました。


図18 各値入力後のリリース作成ページ

 「Describe this release」の下に、添付ファイル設定に関するエリアがあります。ここにファイルをドラッグすると、リリースにファイルを添付できます。


図19 添付ファイル設定に関するエリア

 今回はこのままリリース作成を実行します。「Publish release」をクリックします。


図20 リリース作成を実行

 作成が完了すると、作成したリリースのページが表示されます。作成時に設定した各値が適用されていることを確認できます。また、リポジトリ内のファイルをまとめた圧縮ファイル(拡張子zipとtar.gz)が自動で作成されます。


図21 リリースのページ

リリースを編集する

 リリースの内容を編集するには、対象リリースのページで「Edit release」をクリックします。


図22 リリースのページの「Edit release」ボタン

 リリース編集ページが表示されます。リリースを新規追加したときと同じ要領で各値を編集し、「Update release」をクリックすると編集を実行できます。


図23 リリース編集ページ

リリースを削除する

 リリースを削除するには、対象リリースのページで「Delete」をクリックします。


図24 リリースのページの「Delete」ボタン

 確認メッセージが表示されます。「Delete this release」をクリックすると、リリースの削除を実行できます。


図25 リリース削除確認メッセージ

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