「あいつ、スゲーむかつく」と言われる先輩にならないために:仕事が「つまんない」ままでいいの?(40)(1/3 ページ)
あなたの「理想の先輩」は、どんな人ですか?――新入社員が入り、役割も変わるこの季節。初めて後輩を持つエンジニアも多いのでは?
春ですね。人事異動や役職変更など、立場や役割が何かと変わる季節です。新入社員も入ってきます。リーダーになった、初めて後輩ができた人も多いのではないでしょうか。
学生時代の部活やサークル活動などで後輩を持った経験があれば、何となく「こんなふうに接すればいいんだな」と分かるかもしれません。でも、仕事における「後輩との関わり方」は、学生時代とは少し違うかもしれませんね。学生のように年齢が1つか2つしか違わないとは限りませんし、仕事を教えなければいけませんし。
「先輩業」を務めることに不安を感じている人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、初めて後輩を持つ若手社員が知っておきたい「理想の先輩像」と「振る舞い」です。
「Tips」は役に立たない
「理想の先輩像」や「振る舞い」というと、一般的には「自分が先頭になって模範を示そう」とか、「常にスキルを磨こう」とか、「後輩の話を聞いてあげよう」とか、「たまには飲みに誘ってみよう」とか、「仕事を教えるときは、『やり方』だけではなくて、『何のために』も伝えよう」とか、Tips的な話が多いのではないかなぁと思います。
あ、近年は飲みに誘うよりも、ランチの方がいいんでしたっけ?
もちろん、これらも大切だとは思うのですが、人はみなそれぞれ違うので、「こうすればいい」という一辺倒な正解は、あまりないような気がします。また、「あるべき理想像」も大切かもしれませんが、自分とかけ離れた理想は、なかなか実践できないことも多いものです。
それならば、「大切なのはこれだよな」といつでも思い出せて、シンプルな「先輩の理想像」を自分なりに持っていた方がいいのではないでしょうか。
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