コミュニケーションが苦手?――なら「なたもだ」で解決すればいいじゃない:仕事が「つまんない」ままでいいの?(60)(1/3 ページ)
「エンジニアはコミュニケーションが苦手」といわれることが少なくありません。話し上手ではないがために、「自分って、ダメだな」と自信をなくしていませんか。話すのが苦手なら、別の方法を使えばいい。エンジニアの強みを生かしたコミュニケーション術を紹介します。
「エンジニアはコミュニケーションが苦手」とよくいわれます。
私もエンジニア出身で、対面のコミュニケーションが苦手です。何となく恥ずかしくて、自分から積極的に声を掛けられないし、会話もすぐに止まってしまいます。電話をするのも苦手だし、「今度、○○しましょうよ」と誘うのも苦手なので、いつも周りの人から誘われるのを待っています。
若いころは、このようなコミュニケーションの苦手意識が、「自分って、ダメだな」と自己評価を下げる要因にもなっていました。そこで「積極的に話し掛けよう」と努力したこともありました。
でも、苦手なことを克服するのは、なかなか大変です。最近は「苦手なのだから、仕方がない」「会話が苦手なら、別の方法はないかな」と思うようになってきました。
エンジニアはオンラインコミュニケーションが得意?
私見ですが、エンジニアやIT業界の人には、「対面ではあまり話さないけれど、オンラインでは弁が立つ」人が多いなと思っています。
例えば、私は今、新潟でNPO法人を運営しながら、東京のIT企業で複業&テレワークしています。日常的なコミュニケーションはオンライン&テキスト、東京のオフィスに行くのは月に1回です。
オフィスに行って他の社員に会うときによく思うのですが、オンラインコミュニケーションでは積極的で弁が立つのに、対面だとそれほど口数は多くなく、印象が異なる人が少なくありません。「コミュニケーションが苦手」なのではなく、対面かオンラインかだったら、オンラインの方が性に合っているのだろうと思います。
だからといって、「対面コミュニケーションは必要ない」と言いたいわけではもちろんありません。仕事によっては、対面コミュニケーションが重要なシーンもあります。でも、苦手なやり方で悩むくらいなら、やりやすいコミュニケーションの方法で接した方が、ストレスも少ないのでは? とも思うのです。
ましてや、2020年のオリンピック&パラリンピックを契機にテレワークが推奨され、働く場所や時間の制約がなくなりつつある今、オンラインコミュニケーションの機会が今まで以上に増えるはずです。
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