6割以上が「業務ツールの導入有無が転職を検討する理由になる」 ヌーラボ調査:「業務ツールって……Excelだけですか?」
ヌーラボが実施した「業務ツールと働きやすさに関する調査」によると、「勤務先の選択」と「業務ツールの活用」には関連があることが明らかになった。同社は、人材流出を防ぐことや人材を採用する上でも業務ツールは重要と指摘する。
ヌーラボは2020年1月15日、「業務ツールと働きやすさに関する調査」の結果を発表した。主な調査対象は、同社のプロジェクト管理ツール「Backlog」のユーザー。同調査によると、「ツールの導入有無や使い方への不満が、転職を検討する理由になる」と回答した割合は63.6%、「業務ツールの利用状況が、転職先の選択に影響する」と回答した割合は75.6%だった。
ヌーラボが実施した調査の主な目的は、業務ツールと、労働者の働きやすさや転職先の意思決定との関係を知ること。調査結果によると「勤務先の選択」と「業務ツールの活用」には関連があり、ヌーラボでは、企業にとって情報共有系のコミュニケーションツールの導入は必須だとしている。
まず、「業務ツールの導入有無や使い方への不満は、一般的に転職を検討する理由になると思うか」との問いに対して、「なり得る」と回答した割合は21.2%、「少しはなり得る」と回答した割合は42.4%。合計63.6%が、業務ツールの導入有無や使い方への不満が転職理由になると考えていた。「なり得ない」と回答した割合は7.2%だった。
実際に自身が転職を検討する際に、職場に導入されている業務ツールの状況が転職の意思決定に影響するかどうかを尋ねたところ、「大きく影響する」と回答した割合は29.2%、「少し影響する」と回答した割合は46.4%で、全問の回答と同じ傾向だった。
次に、現在利用している業務ツールの使い方に不満があるかどうかを尋ねたところ、「不満がある」と回答した割合は32.8%、「少し不満がある」と回答した割合は43.2%で、4分の3の人が不満を抱えていることが分かった。
結局のところ、何のツールがあればいい?
最後に、業務に不可欠なツールの種類を聞いた。
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