「難しいロジックが、ふと解ける」感じをイノベーションに生かそうよ:仕事が「つまんない」ままでいいの?(91)(1/3 ページ)
クリエイティブ、イノベーション、トランスフォーメーション――最近よく耳にするこれらの言葉。でも、どうすれば創造性が生まれ、変革できるのでしょうか?
クリエイティブ、イノベーション、トランスフォーメーション――最近、これらの言葉をよく見聞きしますよね。
クリエイティブは「創造性」、イノベーションは「革新」、トランスフォーメーションは「変革」。まとめると「世の中がガラッと変わるような、新たなものを生み出そう!」という感じでしょうか。
エンジニアの仕事は、世の中に新しいものを生み出したり、変革を起こしたりするものです。最近はやりのDX(デジタルトランスフォーメーション)なんて、まさにそういう位置付けですよね。
でも、これらの言葉を言われれば言われるほど、何となく、うわっ面というか空虚な感じがしませんか。「だったら、お前が示してみろよ。そのクリエイティブってやつを」「トランスフォーメーションしてみろよ」なんて、つい言いたくなってしまう……(笑)。
また、自分が「創造的か」「革新的か」「変革者か」と問われると、「どうかな?」って思うこともあります。
そもそも、どうすれば創造的で革新的なアイデアを思い付くのかとか、変革できるのか、なんてよく分かりませんものね。
「創造」が生まれるプロセス
とはいえ、少しでも創造的、革新的で、変革できる力があれば、長く活躍できるし、信頼されるエンジニアになれることは間違いなさそうです。
ここで、「創造」が生まれるプロセスを整理してみます。
私は、創造は「思考」とは少し違うものだと思っています。ここでいう思考とは、「AはBである。故にCである」といった、論理的なプロセスによって導かれる考えのことです。
創造は、ふと「ひらめく」とか「降りてくる」感じで、論理性はあまりありません。降りてくるなんていうと、才能のある芸術家のような感じもしますが、創造というのは「何で、そのアイデアを思い付いたの?」と聞かれてもよく分からない。そういうものだと思っています。
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