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フリーランスを目指すエンジニアに贈る10のアドバイス:仕事が「つまんない」ままでいいの?(92)(1/3 ページ)
「フリー」という言葉が示すように自由が手に入るのがフリーランスです。その半面、「仕事がない!」など大変なことも。そこで、フリーランスを目指すエンジニアへアドバイスをお贈りします。
「今度、会社を辞めることにしたんですよ。これまで会社でがんばってきましたけど、もう、いいかなって。フリーでやっていこうと思います」――先日、知人のエンジニアから、こんな話を聞きました。
ボクがサラリーマンを辞めたのは、いまから15年ほど前です。現在は法人を作りましたが、正直、紆余(うよ)曲折がありました。そんな経験があるので、以前だったらフリーランスになるという知人に「大丈夫?」なんて、心配の声を掛けたかもしれません。
でもいまだったら、クラウドソーシングのサービスもあるし、仕事を紹介してくれるエージェントもあります。しかも、世間的にIT人材は不足しています。スキルさえあれば、フリーランスも一つの選択肢かもしれません。
ただ、どんなに「仕事はある」といっても、独立はいろいろなリスクもあるし、お金の管理をはじめ、雑多な仕事がかなり増えます。副業や兼業のような形で働き方を徐々にシフトしていければ理想なのかもしれませんが、そういう環境ってそうそうありませんもんね。
そこで、フリーランスを目指している方に向けて、「ここだけは気を付けてね」というアドバイスをお話ししたくなりました。
フリーランスを目指すエンジニアに贈る10のアドバイス
まず、フリーランスを目指すに当たって気に掛けておきたい項目を挙げます。
- 何だかんだいって「人のつながり」が最も大切
- 商工団体に入るのもありかも?
- 情報発信は、継続的に
- 食い扶持(ぶち)は、幾つか持っておく
- メンタルケア、大事
- 実家に帰る
- 仕事、し過ぎないようにね
- お金の管理、面倒くさいけど定期的にやろう
- 技術力よりも、人柄が大事なことも
- 最後は……
では、一つ一つ見ていきますね。
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