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「スキル不足でCASBを使いこなせない企業」が市場を拡大させている? ITRが予測発表:2026年度にかけて高成長が続く
ITRは、国内CASB運用監視サービス市場規模の推移と予測を発表した。2021年度の売上金額は、対前年度比51.2%増の12億7000万円。2021年度から2026年度にかけてのCAGRは12.8%で、2026年度は23億円に達する見込みだ。
アイ・ティ・アール(ITR)は2022年12月15日、国内CASB(Cloud Access Security Broker)運用監視サービス市場規模の推移と予測を発表した。ITRは2021年度から2026年度にかけての年平均成長率(CAGR)を12.8%とみており、「2026年度の売上金額は23億円に達する」と予測している。
スキル不足が市場を成長させる理由
2021年度の同市場の売上金額は対前年度比51.2%増の12億7000万円だった。この理由について同社は「企業システムのクラウドシフトに伴い、クラウドセキュリティ対策ソリューションとしてCASBの導入が拡大したため」と分析している。なお、2022年度の売上金額は対前年度比で33.1%増加する見込みだという。
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