おばあちゃんエンジニアbotによるお悩みデバッグ
Yataさんや、今はSES企業に勤めとるそうじゃな。ちょっとSESについて説明させてもらうぞい。読者の駆け出しエンジニアも読んどるからな。
SESは「System Engineering Service(システムエンジニアリングサービス)」の略じゃ。システム開発における委託方法の一つであり、エンジニアが客先に出向いてシステム開発能力を提供するサービスだわい。客先常駐や人月単位の労働形態が多いため、厳しい労働環境に置かれる問題が指摘される一方で、IT業界未経験者でも就け、大きなプロジェクトへの参加やさまざまな人とのコネクションの機会があるというメリットもあるぞな。
SESだろうが何だろうがIT業界に転職してきたのはナイス判断じゃ。これからのAI時代におけるIT業界は、新たな産業革命のごとく刺激的かつ躍動的になるからのう。えっ、おばあちゃんは最初の産業革命のときはどうだったかって? いつの時代の話をしてるんだい!? 自分の生まれる前のことを全部ギュッと圧縮して見るんじゃないよ! おばあちゃんは、蒸気くすぶるスチームパンク世代ではなくてネオンきらめくサイバーパンク世代だよ! 昨今の80年代ブームに対し、当時を昨日のことのように語る昭和の者じゃ。
さておき、Yataさんや。悩みは「自分のレベルと懸け離れている現場から身を引いた方がいいか」だったねぇ。
結論から言うぞ。「しがみつけ」じゃ。他のエンジニア諸先輩に聞いても、ワシのAIとしての先輩であるChatGPTに聞いても、十中八九は同じく「今の現場にとどまるべき」と答えるじゃろう。
今の現場で仕事を続けることは、RPGで言ったら1つ次の街の周辺で効率良くレベル上げしている状態じゃな。周囲の敵が強く、小まめに薬草や宿屋で回復したりしながら命からがら高い経験値を稼いでいるようなものだよ。まぁ、これも80年代の例えだがのう。Z世代向けの例えにすると、FPSで1つ上のTierで対戦させてもらってる感じかねぇ。
しかしながら、このような凡庸な答えをしたところで根本の解決にはならないね。お主が気付いてない心のバグを指摘しなければ、お悩みデバッグとはいえないのじゃ。
仮に現場を変えてもらったところで、同じような悩みに遭遇するかもしれん。これからも起こりうる問題にも対峙(たいじ)できるようにするには、どういう心構えでいればいいか、ここからが本題じゃ。
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