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AWS、「Amazon DataZone」の一般提供を開始 組織の境界を越えてデータプロジェクトに取り組める組織の誰もがデータにアクセス、共有できる統合環境

Amazon Web Services(AWS)は、新しいデータ管理サービスである「Amazon DataZone」の一般提供を発表した。これは組織内のデータをカタログ化、発見、分析、共有、統制できる共通基盤サービスだ。

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 Amazon Web Services(AWS)は2023年10月4日(米国時間)、新しいデータ管理サービスである「Amazon DataZone」の一般提供を発表した。

 Amazon DataZoneでは、データプロデューサーが「AWS Glue Data Catalog」や「Amazon Redshift」のテーブルから、構造化されたデータ資産をビジネスデータカタログに追加できる。データコンシューマーはデータカタログ内の資産を検索してサブスクライブし、共有ができる。データコンシューマーはAmazon DataZoneポータルから直接アクセスできるツールを使用して、データ資産を分析できる。データ資産のパブリッシュとサブスクライブの統合的なフロー構築により、複数プロジェクトにまたがるアクセス監査が容易になる。

 Amazon DataZoneの製品責任者を務めるシカ・ヴェルマ氏は「Amazon DataZoneは、データプロデューサーからコンシューマーまで、組織内の誰もが統制された方法でデータにアクセスしたり、データを共有したりできる統合環境を提供する」と述べる。

Amazon DataZoneの具体的な機能


Amazon DataZoneの概要(提供:AWS)

 Amazon DataZoneの主要な概念と機能は以下の通り。

1.データポータル(AWSマネジメントコンソール外のツールやシステム)

 ユーザーが独自にデータをカタログ化、発見、管理、共有、分析できるようにするWebアプリケーションだ。「AWS Identity and Access Manager」(IAM)または既存のIDプロバイダーの認証情報を使用してユーザーを認証する。

2.ビジネスデータカタログ

 ビジネスコンテクストに基づいて組織全体のデータをカタログ化するための分類法やビジネス用語集を定義できる。これにより、ビジネスコンテキストに沿ったデータの発見と理解が容易になる。

3.データプロジェクトと環境

 プロジェクトを使用してグループを作成し、分析機能へのアクセスを簡素化できる。Amazon DataZoneプロジェクトは、メンバーが共同作業、データ交換、データ資産の共有ができるスペースを提供する。

4.ガバナンスとアクセス制御

 データコンシューマーはカタログ内のデータへのアクセスをリクエストし、データプロデューサーがリクエストを確認、承認できる。リクエストが承認されると、Amazon DataZoneは「AWS Lake Formation」やAmazon Redshiftなどの基盤となるデータストアでのアクセス許可を管理する。

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