連載
Windows 11の「新規作成」コンテキストメニューから突然消えた「テキスト ドキュメント」――復活は実に簡単だった件:山市良のうぃんどうず日記(275)
2024年1月のWindowsの定例更新から数日後、テキストファイルを新規作成しようと、いつものようにフォルダやデスクトップ上を右クリックし、「新規作成」コンテキストメニューを開いたところ、そこにあるはずの「テキスト ドキュメント」が存在しないことに気が付きました。調べてみると、Windows 11でちょくちょく報告される不具合のようです。解決策も幾つか見つかりますが、それらはちょっとやり過ぎかもしれません。
「新規作成」メニューから「テキスト ドキュメント」が突然消失!?
筆者が使用している「Windows 11」で、「新規作成」メニューから「テキスト ドキュメント」が消えたのがいつからなのかはっきりしていません。日常的に使用していたメニューなので、少なくとも気が付いた前日までは使えていたと思いますが、それが消えてしまいました(画面1)。
インターネットで調べてみると、Windows 11を利用していると高確率で遭遇する不具合の一つ(※本稿を最後まで読んでいただけると“不具合”は言い過ぎかもしれませんが……)のようで、民間療法的なものを含む解決策が幾つか見つかります。例えば、以下のような解決策です。
- 「システムのプロパティ」の「システムの保護」から「システムの復元」を実行する
- システムイメージのバックアップがある場合は「Windows回復環境(Windows Recovery Environment:WinRE)」で起動し、「イメージでシステムを回復」を実行して以前の状態に戻す
- 「HKEY_CLASSES_ROOT\.txt」レジストリキー下にあるキーを作成し、ある値を作成する(この方法は本稿の問題解決策としては正しいと思えないので詳細は省略)
- あるユーザーが個人で作成、公開しているコンテキストメニューをリストアするレジストリファイル(.reg)を、ダウンロードして実行する(この方法も本稿の問題解決策としては正しいと思えないので詳細は省略)
- 「メモ帳」アプリをアンインストールし、「Microsoft Store」から「Windows Notepad」をインストールし直してPCを再起動する
最後の解決策が、最も簡単そうです。試す価値のあるものと思い、「設定」アプリの「アプリ\インストールされているアプリ」の一覧から「メモ帳」を選択して「アンインストール」を実行しました。その後、「Microsoft Store」アプリで「Windows Notepad」を検索し、「入手」をクリックしてメモ帳をインストールしてからPCを再起動してみました(画面2、画面3)。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- Windows 11登場! 11で変わること、思ったほど変わらないこと
新しいWindows OS「Windows 11」の正式出荷が2021年10月5日に開始された。Windows 10からの無償アップグレードが可能であるため、どのような新機能が実装されたのか気になる人も多いのではないだろうか。そこで、本稿ではWindows 11の新機能、削除された機能などを簡単にまとめてみた。 - Windows 11一般提供開始、企業での導入/展開時に注意すべきポイントは?
MicrosoftはWindowsデスクトップOSの最新バージョンである「Windows 11」を正式にリリースし、Windows 11対応ハードウェアを搭載したWindows 10デバイスに対して、無料アップグレードの段階的なロールアウトを開始しました。 - 買って、試して分かったWindows 365(契約・セットアップ編)
Microsoftからクラウド上でWindows 10が動く「クラウドPC」の利用可能なサブスクリプションサービス「Windows 365」の提供が開始された。早速、サブスクリプションを契約し、クラウドPCの設定を行ってみた。契約からセットアップまでで見えてきた便利な点、不便な点などをまとめてみた。 - いよいよ完全終了へ。Internet Explorer(IE)サポート終了スケジュール
長らくWindows OSに標準装備されてきたInternet Explorer(IE)。その「寿命」は各種サポートの終了時期に左右される。Windows OSごとにIEのサポート終了時期を分かりやすく図示しつつ、見えてきた「終わり」について解説する。