RSSリーダーは令和の今も健在です Slack、Teamsと連携した情報収集方法を紹介:アプリ連携でより便利に
皆さんはどういった方法で情報を収集していますか。本稿ではRSSリーダーを「Slack」「Microsoft Teams」と連携して活用する情報収集方法を紹介します。
@IT読者の皆さんはどういった方法で情報を収集していますか。Web検索、各種ニュースサイト、メールマガジン、X(旧:Twitter)やFacebook、はてなブックマークといったSNS、AI(人工知能)、ブラウザのレコメンド機能など、さまざまな方法で情報を収集していると思います。
本稿ではあえて今RSSリーダーを「Slack」「Microsoft Teams」(以下、Teams)と連携して活用する情報収集方法を紹介します。
RSSリーダーは2000年代以降広く普及していました。しかしながら、利用者が減少したことにより主要なRSSリーダーだった「Googleリーダー」が2013年に、「livedoor Reader」が2014年にサービスを終了しました。2024年現在のRSSリーダーの利用率は不明ですが、利用者はいます。現在はブラウザ版とアプリ版があるRSSリーダー「Inoreader」「Feedly」の他、Webブラウザの拡張機能などでもRSSリーダーを利用できます。
なぜ今RSSリーダーなのか
全盛期を過ぎた感は否めませんが、購読したいWebサイトの情報だけを集約できるなど、RSSリーダーが特に得意としていることがあります。RSSリーダーは自分で設定したWebサイトからの新着記事のみを確認できます。SNSでシェアされて初めて知るような、自分の興味関心外の記事との出会いはありませんが、確実に欲しい情報媒体を登録することで、それらの情報を抜け漏れなく確認できます。
RSSリーダーやブラウザの拡張機能以外にも、SlackやTeamsといったコミュニケーションツールの連携機能を利用することでRSSリーダーを活用できます。個人での利用だけでなく、チームメンバーと情報共有をしつつ、重要な情報を逃さず確認できます。
以降は、Slack、TeamsでのRSSリーダー連携方法を詳しく紹介します。
SlackでのRSSリーダー連携方法
SlackにRSSリーダーアプリをインストールする
Slackアプリの「その他」から、「自動化」を選択します。
「App」を選択します。
検索欄に「RSS」と入力します。
検索で出てきた「RSS」をクリックすると、下記の画面に遷移します。
Slackにログインしている状態でSlackのRSSページを開くことでも追加できます。
RSSフィードを追加する
「フィードの追加」から、フィードのURLと新着記事を投稿するチャンネルを選択します。チャンネルは「パブリック」「プライベート」どちらでも設定可能です。その後「このフィードを購読する」クリックして、RSSフィードを追加します。フィードのURLは、購読したいWebサイトで公開されているものを入力します。
購読対象のRSSフィードが追加されます。対象のWebサイトで記事が更新されると、Slack上で確認できるようになりました。
Slackのアプリ管理画面からは設定を変更できます。また、RSSフィードを購読しているチャンネルに下記コマンドを入力することで、RSSフィードの追加、解除などができます。
コマンド | 操作内容 |
---|---|
/feed list | チャンネルに追加された全てのRSSフィードとその固有のIDナンバーをまとめて確認する |
/feed remove [ID number] | フィードの購読登録を解除する |
/feed help | /feed コマンドの使い方を表示する |
TeamsでのRSSリーダー連携方法
Teamsにログインし、左下の「アプリ」を選択します。
検索窓に「RSS」を入力し、検索結果に出てきた「RSS」を選択します(Feederなどの別アプリでも同様の機能を利用できます)。
「チームに追加」を選択します。
RSSを購読したいチーム名を選択します。
次の画面に遷移したら、RSSの横にある「構成」を選択します。
「RSS接続の名称」「RSSフィードのアドレス」「ダイジェストの頻度」を入力します。RSS接続の名称は、RSSフィード先のWebサイト名や内容などにして、管理しやすくしましょう。ダイジェストの頻度は、RSSフィードが配信される間隔のことです。配信間隔は、毎週、毎日、12時間、6時間、1時間、30分、15分を指定できます。
RSSで記事を取得できました。
アイティメディアのRSSフィード
アイティメディアはさまざまなWebサイトでニュースなどを公開しています。アイティメディアのRSSフィードはこのページで確認できます。記事ジャンル別のRSSフィードを用意している媒体もあります。ぜひ登録して、最新情報の収集にお役立てください。
記事ジャンル(フォーラム)名 | RSSフィードURL |
---|---|
全フォーラム | https://rss.itmedia.co.jp/rss/2.0/ait.xml |
NewsInsight | https://rss.itmedia.co.jp/rss/2.0/ait_news.xml |
Windows Server Insider | https://rss.itmedia.co.jp/rss/2.0/ait_win.xml |
Cloud Native Central | https://rss.itmedia.co.jp/rss/2.0/ait_cloudnative.xml |
Server & Storage | https://rss.itmedia.co.jp/rss/2.0/ait_server.xml |
HTML5 + UX | https://rss.itmedia.co.jp/rss/2.0/ait_ux.xml |
Smart & Social | https://rss.itmedia.co.jp/rss/2.0/ait_smart.xml |
Coding Edge | https://rss.itmedia.co.jp/rss/2.0/ait_coding.xml |
Java Agile | https://rss.itmedia.co.jp/rss/2.0/ait_java.xml |
Database Expert | https://rss.itmedia.co.jp/rss/2.0/ait_db.xml |
Linux&OSS | https://rss.itmedia.co.jp/rss/2.0/ait_linux.xml |
Master of IP Network | https://rss.itmedia.co.jp/rss/2.0/ait_network.xml |
Security&Trust | https://rss.itmedia.co.jp/rss/2.0/ait_security.xml |
Test & Tools | https://rss.itmedia.co.jp/rss/2.0/ait_testtools.xml |
Deep Insider | https://rss.itmedia.co.jp/rss/2.0/ait_di.xml |
自分戦略研究所 | https://rss.itmedia.co.jp/rss/2.0/ait_jibun.xml |
@ITのRSSフィード一覧 |
関連記事
- RSS、ライブドア、Weblio、7notes、FREETEL、神エクセル、みちびき――結局、モノになったのか? ならなかったのか?
@IT 20周年記念として、2005年に開始した長寿連載「ものになるモノ、ならないモノ」の筆者、山崎潤一郎氏に2020年までの連載を振り返っていただきました。こちらこそ、末永くよろしくお願いします! - Googleサービスが止まっている? と思ったらココを参照すべし!
突然、Gmailでメールが受信できなくなる、Googleカレンダーも開けない、Google Chromeの同期にエラーが生じる……。実はGoogleのサービスがトラブルで停止しているのかも? そのようなときにまず参照したいステータスページを紹介する。 - Python&AI・機械学習を無償の記事で学ぼう! @IT連載まとめ
Pythonや機械学習(ディープラーニング)を学ぶための学習リソースとして、@IT/Deep Insider上にある連載(技術解説記事)を、「Python」「開発環境」「数学/統計/データサイエンス」「ディープラーニング/機械学習」という4つの分野で紹介する(全18連載)。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.