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9時から17時までなんて日本人は働き過ぎGo AbekawaのGo Global!〜ワエルさんFromエジプト(後)(2/3 ページ)

グローバルに活躍するエンジニアを紹介する本連載。今回もJICOOのWael Saad Mohamed(ワエル・サード・ムハンマド)さんにお話を伺う。IoTを学ぶため日本の大学院に入学したワエルさんは、急速に日本文化になじみ、その交友関係を広げていった。

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エジプトと日本の違い

阿部川 そういえば岩手、というか東北地方には温泉がたくさんありますよね。そういった場所に出掛けることはありましたか。

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阿部川 “Go”久広

ワエルさん 温泉には絶対、絶対行けません! 恥ずかしい、超恥ずかしい!(と取り乱す)

阿部川 超恥ずかしい、ですか(笑)。では、家でシャワーを浴びるだけで、外ではお風呂に入ることはないのですね。

ワエルさん 外では絶対入りません。銭湯とか恥ずかしい。みんな裸じゃないですか。日本人は温泉とかの習慣がありますが、エジプト人は外で服は脱ぎません(必死)。

阿部川 では海水浴も行かないのですね。

ワエルさん  それは別です(きっぱり)。温泉も1人で入るのであれば大丈夫です。


編集中村
編集 中村

海外の人の目線でいえば、銭湯やら温泉やらは受け入れにくいと考えてもおかしくないですね。温泉は絶対ダメだけど海水浴は平気、とおっしゃったときのギャップが面白かったです(笑)。


編集鈴木 ご飯についても教えてください。先ほど「東京にはたくさんのエジプトレストランがある」と言っていましたね。例えば(PCでお店を検索して)神楽坂にはエジプト料理のレストランがあります。名前は「アイサーム」かな?(「そうそう知ってる!」とワエルさん)。私は「ファラフェル」や「フムス」は食べたことがあるのですが、ワエルさんのおすすめの料理はありますか。

ワエルさん 「コシャリ」ですね。板橋にもお店がありますよ、ちょっと高いですけど。他には「ニフェルティティ」というお店が六本木にあります。大学時代にエジプトを紹介する資料を作ったのでそちらを紹介しますね。

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ワエルさんの資料その1。こちらは「マハシ」だそうです

 これは「シャンム・ナシーム」です。春の祭りみたいなもので、ニシンや卵を食べます。古代エジプトからずっと続く催しです。

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ワエルさんの資料その2。こちらは「シャンム・ナシーム」

 次は文化に関する話です。エジプトの女性は、結婚式などお祝いのときに「ザフルータ」(Zaghareet)と言われるアクションで喜びを表します。舌を素早く動かしながら高音で「ルルル」といった音を連続して出す技術で、地域によって出す音がちょっと違います。ある地域では「ルルルルレ」ですが、別の地域では「ワレワレワレレイ」といったように。

阿部川 皆、そうやって祝うのですね。面白い。


編集中村
編集 中村

ちなみに、この“エジプト紹介”でワエルさんは賞をもらったそうです。段位や皆勤賞など表彰されることが多く、ワエルさんの多才ぶりが目立ちますね。


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