地方・郊外テレワーク、年代で異なる「本音の困りごと」 20代はスキル/キャリア不安、では50代以上は?:“出社回帰”に利はあるか(1/2 ページ)
テレリモ総研が地方/郊外テレワークについての調査結果を発表。20〜65歳のワーキングパーソン1004人が感じるメリットや困りごとが勤務形態別(フルリモート、ハイブリッド勤務、フル出社)、男女別、年代別で明らかになった。
IT人材サービスやシステムインテグレーションを手掛けるLASSIC(ラシック)が運営する情報発信機関「テレワーク・リモートワーク総合研究所(テレリモ総研)」は2026年8月10日、「地方・郊外テレワークのメリット・困りごとについての調査」の結果を発表した。テレワークの経験がある20〜65歳のワーキングパーソン1004人を対象にインターネット上で実施した。
調査結果では、地方や郊外でテレワークを実施するメリットや困りごとが勤務形態別(フルリモート、ハイブリッド勤務、フル出社)、男女別、年代別で明らかになった。
地方や郊外に住みながらのテレワークは何が「よかった」のか
地方や郊外に住みながらのテレワークについて、「よかった」または「よさそう」と感じる場面を全11項目(複数回答)から尋ねたところ、「都市部の通勤ラッシュから解放される」が44.8%で最も高かった。
次いで「居住費が下がる/同じ予算で広い住まいに住める」が37.1%、「自然環境で生活できる」が29.0%、「食費・日用品など、住居費以外の出費も抑えられる」が24.4%、「住居に余裕があり、親世帯との同居・近居がしやすい」が20.4%と続いた。「特にない/地方在住の予定はない」と回答した人は26.9%だった。
地方や郊外に住むことで「困る」ことは
続いて、地方や郊外に住むことで「困る」または「困りそう」と感じることを全11項目(複数回答)から尋ねたところ、「打ち合わせなどで都市部へ出向く際の移動の負担が大きい」が41.2%で最多となった。
2番目に多かったのは「仕事相手と直接会う機会が極端に減る」で33.0%だった。以下、「通信環境に不安・課題がある」(27.0%)、「医療・教育などの生活インフラに不安」(23.8%)、「スキルやキャリアを伸ばしにくい不安」(19.3%)と続いた。「特にない/困ることはない」と回答した割合は22.1%だった。
ハイブリッド勤務のメリットは?
出社形態別(フルリモート勤務150人、ハイブリッド勤務466人、フル出社388人)で比較したところ、困りごと最多の「都市部に出向く移動の負担」は、フルリモート勤務で41.3%、ハイブリッド勤務で41.2%、フル出社で41.2%となり、3グループでほぼ同水準となった。
一方で、同居や転居についてのメリットの評価には勤務形態による差が見られた。「住居に余裕があり、親世帯との同居・近居がしやすい」は、ハイブリッド勤務が26.2%であるのに対し、フル出社は13.7%だった。「配偶者の転勤や地元転居があっても、住む場所を変えて働き続けられる」についても、ハイブリッド勤務が21.7%となり、フルリモート勤務(10.7%)やフル出社(11.9%)と比べて約10ポイント高かった。
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