ステップバイステップで学ぶ

初めてのWebアプリケーション・サーバ




第1回 開発者キットの入手とDB2のインストール

4. DB2のインストール

 開発キットCDのNo.2を使ってインストールを行います。DB2 V6.1のインストールは\DB2\V6.1\setup.exeを実行します。また、DB2 V6.1 Fixpack4のインストールは\DB2\FixPack\setup.exeを実行します。インストールを始める前にwsadminユーザーでログインしていることを確認してください。

 

DB2 V6.1のインストール手順

1. 「ファイル名を指定して実行」を開きます([スタート]→[ファイル名を指定して実行])

2. 「ファイル名を指定して実行」の名前のところで\DB2\V6.1\setup.exeを入力し、[OK]ボタンをクリックします
画面14 ファイル名を指定して実行

3. IBM DB2 ユニバーサル・データベース−セットアップが開き、「ようこそ」のページが現れたら、[次へ]ボタンをクリックします

4. 「プロダクトの選択」では、DB2エンタープライズ・エディションを選択し、[次へ]ボタンをクリックします
画面15 プロダクトの選択

5. 「インストール・タイプの選択」では、[通常インストール]ボタンをクリックします

6. 「宛先ロケーションの選択」では、インストール先のドライブを選択します。あて先フォルダは\SQLLIBのままにします
画面16 宛先フォルダ

7. 「管理サーバのユーザー名とパスワードの入力」では、ユーザー名「wsadmin」、パスワード「wsadmin2」を入力し、[次へ]ボタンをクリックします

8. すると、「情報」が表示されます。「wsadmin」がAdministratorsユーザーであれば問題ないので[OK]ボタンをクリックして先へ進みます

9. 「ファイル コピーの開始」で[次へ]ボタンをクリックするとDB2のインストールが開始します


10. ファイルのコピーが完了すると、「セットアップの完了」が現れます。ここでは必ず「いいえ、後でコンピュータを再起動します。」を選択して、[完了]ボタンをクリックします

画面17 セットアップの完了

11. 「スタート アップ」から「HTML検索サーバの開始」を削除します([スタート]→[プログラム]→[スタート アップ]の中にある「HTML検索サーバの開始」をデスクトップの「ごみ箱」アイコンにドラッグ&ドロップ)

画面18 スタート・アップ

画面19 ごみ箱

12. Windowsを再起動します


13. wsadminユーザーでログインすると、DB2ファースト・ステップが自動的に開始します。DB2ファースト・ステップが開いたら、[SAMPLEデータベースの作成]ボタンをクリックして、SAMPLEデータベースの作成が終了するのを待ちます

画面20 「SAMPLEデータベースの作成」
のアイコン

14. 「SAMPLEデータベースは正常に作成されました。」というメッセージが現れたら、[OK]ボタンをクリックします

15. 最後に、DB2ファースト・ステップを閉じて終了です

 これで、DB2 V6.1のインストールが完了しました。引き続き、DB2 V6.1 Fixpack4をインストールします。

DB2 V6.1 Fixpack4のインストール手順

1. 「ファイル名を指定して実行」を開きます([スタート]→[ファイル名を指定して実行])

2. 「ファイル名を指定して実行」の名前のところに「\DB2\FixPack\setup.exe」を入力し、[OK]ボタンをクリックします

3. IBM DB2 ユニバーサル・データベース−セットアップが開き、「警告」が現れたら、[はい]ボタンをクリックします
画面21 警告ダイアログ

4. 「ようこそ」のページでは[次へ]ボタンをクリックします

5. 「宛先ロケーションの選択」では、[次へ]ボタンをクリックします

6. 「ファイル コピーの開始」で[次へ]ボタンをクリックするとDB2 Fixpackのインストールを開始します

7. ファイルのコピーが完了すると、「セットアップの完了」が現れます。ここでは「はい、直ちにコンピュータを再起動します。」 を選択して、 [完了] ボタンをクリックします

8. Windowsが自動的にシャットダウンされ、再起動されるのを待ちます。再起動したらwsadminユーザーでログインします

以上でDB2 V6.1 Fixpackのインストールが完了しました。

 ところで、Windows 2000上でHTML検索サーバを実行するとWindowsがシャットダウンできなくなるという不具合が報告されています。その不具合を修正するための情報がこちらにあります。この連載ではHTML検索サーバを使用する予定はないので、特に問題とはならないはずです。もし、DB2 V6.1の最新のFixpackを入手して評価したいときはこちらを参照してください。

 ここで、DB2 V6.1のサービスについて簡単に説明しておきます。今回インストールしたDB2のサービスは次の6つです。

画面22 DB2のサービス

・ DB2 - DB2
・ DB2 - DB2DAS00
・ DB2 JDBC アプレット・サーバー
・ DB2 JDBC アプレット・サーバー - コントロール・センター
・ DB2 セキュリティー・サーバー
・ DB2 管理プログラム

 DB2の必須サービスは「DB2 - DB2」と「DB2 - DB2DAS00」サービスです。この2つのサービスは必ず開始しておく必要があります。特に断りのない限り、この2つのサービスは開始された状態で作業を続けます。また、「DB2 JDBC アプレット・サーバー - コントロール・センター」と「DB2 セキュリティー・サーバー」はコントロール・センターを使うために必須となります。コントロール・センターとは、データベースの作成やテーブルの作成をGUIで作業できる大変便利なツールのことです。そのほかのサービスはおそらく使うことはないでしょう。スタートアップの種類を「手動」にし、サービスを「停止」しておいても構いません。

■Windows 2000 Professionalのサービスを開く手順

1. [スタート]→[設定]→[コントロール パネル]を開きます

2. [コントロール パネル]の中から[管理ツール]を開きます

3. [管理ツール]の中から[サービス]を開きます

 最後に、DB2が正しく動作しているかを確認するためにコントロール・センターを開いてSAMPLEデータベースの中のEMPLOYEEテーブルを照会してみましょう。

■コントロール・センターでテーブルを照会する手順

1. コントロール・センターを開きます([スタート]→[プログラム]→[DB2(Windows NT 版)]→[コントロール・センター])

2. 「コントロール・センターのサインオン」が現れたら、ユーザーID「wsadmin」、パスワード「wsadmin2」を入力し、[了解]ボタンをクリックします

3. DB2コントロール・センターが開いたら、コントロール・センターの左側(オブジェクト・ツリー)でツリーを展開してSAMPLEデータベースの表を選択します
画面23 オブジェクト・ツリー

4. SAMPLEデータベースに含まれるテーブルのリストが右側の内容表示域に表示されます。内容表示域からEMPLOYEEテーブルを選択し、右クリックして「サンプル表示」を選択します
画面24 内容表示域

5. 「サンプル内容」が開き、EMPLOYEEテーブルのデータが照会されて表示されます
画面25 サンプル内容

 無事サンプル内容が表示されたらDB2の動作確認は終了です。これでDB2のインストール作業はすべて完了しました。

 次回は、いよいよWASをインストールします。お楽しみに。



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インストールの開始
  1.ユーザーの作成
  2.ネットワークアダプタのインストール
  3.Internet Explorerのインストール

  4.DB2のインストール


連載内容
 

第1回 開発者キットの入手とDB2までのインストール
第2回 WebSphereのインストールと動作確認
第3回 WebSphereを使う前の基礎知識
第4回 WebSphere Studioで開発するための準備
第5回 MVCモデルとWebSphere+VisualAge for Javaの連携
第6回 PageDesignerによるJSP開発
第7回 EJBツールによるEJB開発


連載記事一覧




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