Windows 2000 キーワードACPIAdvanced Configuration and Power Interface
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1997年1月にインテル、マイクロソフト、東芝の3社によって発表された、パーソナルコンピュータの省電力制御のためのインターフェイス規格。従来、メーカーごとにまちまちだった省電力機能を統一したうえ、BIOS主導から、OS主導の電源管理に変更を行っている。OSが電力制御に関するすべての管理を行い、必要なデバイスにのみ電力を供給できるような仕組みを可能にするものだ。現在のバージョンは、ACPI 1.0b。1999年中にACPI 2.0が規格化される予定である。
ACPIでは、デバイスごとに複数の電力レベルを設定し、復帰時間なども定めることができる。また、サスペンドやハイバネーションなどに関しても、非常に細かい状態を規定している。
ACPIのOSアーキテクチャ |
たとえばACPI対応のパソコンなら、留守番電話の代わりに使うことも可能になる。パソコンは電源オンの状態ながら、ACPIの機能により電力をほとんど消費しない「待機」状態にしておくことができる。電話が鳴ると自動的にパソコンが起動し、電話に応答し、再び「待機」状態に戻る。ACPIを活用すれば、特にノートパソコンでは、バッテリによる駆動時間を大きく延ばすことができるなど、メリットが多い。
Windows 2000は、このACPIに対応しており、ACPI対応パソコンにWindows 2000をインストールした場合は、コントロールパネルの「電源オプション」タブが変わり、細かな電源管理設定が行えるようになる。ただし自動的にACPIが有効になるのは、BIOSの日付が1999年1月1日以降のものに限られるので注意が必要だ(APCI対応のパソコンでも、BIOSの日付が古いとACPIは自動的には有効にならない)。
ACPI対応の「電源オプション」画面 |
ACPIに対応したパソコンでは、細かい電源管理が可能になる。
ACPI対応パソコンの「デバイス マネージャ」の画面 |
ACPIに対応したパソコンでは、「デバイス マネージャ」でACPIデバイスが現れる。システムがACPIで動作しているかどうかを確認したければ、これを表示してみればよい。
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