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ACPI (Advanced Configuration and Power Inteface)

【エー・シー・ピー・アイ】

最終更新日: 2005/06/09

 1997年1月にインテル、マイクロソフト、東芝の3社によって発表された、パーソナル・コンピュータの省電力制御のためのインターフェイス規格。従来、メーカーごとにまちまちだった省電力機能を統一したうえ、BIOS主導から、OS主導の電源管理に変更を行っている。OSが電力制御に関するすべての管理を行い、必要なデバイスにのみ電力を供給できるような仕組みを可能にする。

 ACPIでは、デバイスごとに複数の電力レベルを設定し、復帰時間なども定めることができる。また、サスペンドやハイバネーションなどに関しても、非常に細かい状態を規定している。例えばACPI対応のパソコンなら、留守番電話の代わりに使うことも可能である。パソコンは電源オンの状態ながら、ACPIの機能により電力をほとんど消費しない「待機」状態にしておくことができる。電話が鳴ると自動的にパソコンが起動し、電話に応答し、再び「待機」状態に戻る。ACPIを活用すれば、特にノートパソコンでは、バッテリによる駆動時間を大きく延ばすことができるなど、メリットが多い。

ACPIのアーキテクチャ
ACPIのアーキテクチャ
ACPIでは、従来のBIOS主導の電源管理から、OS主導の電源管理に変更される。内部的には、OS非依存のインターフェイス・コード部分と、OS依存のインターフェイス・コード部分がある。

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