早くも組込み用Whistlerのβ版をMSが発表
2000/12/20
12月18日、米マイクロソフトは、「Whistler Embedded」の初のベータ版と開発ツールを発表した。同社は先月末にWindows 2000の後継OSとして「Whistler」(開発コード名)のベータ版を発表しており、「Whistler Embedded」はその組込み版。「Whistler Embedded」は「Whistler」をコンポーネント化し、開発者の必要に応じて部品化された技術を用いて「Whistler」搭載デバイスへの開発が行える。同社でば、今回のベータ1では、組込み用開発者がWindowsベースのターミナルを含め、セットトップ・ボックスなどの開発シナリオが描けるようにしたという。また、「Whistler」の発表から48日以内に組込み用を発表することにより、最新のWindows技術をタイムリーに組込み開発分野へ導入できるとしている。
現在、同社の組込み用製品としては、「Windows NT Embedded 4.0」と「Windows CE 3.0」があり、「Whistler Embedded」は「Windows NT Embedded 4.0」をベースとしている。同社Embedded and Appliance Platform Groupの副社長Bill Neghte氏は“「Whistler Embedded」は当社にとって大切な製品」とコメントしており、PCやサーバにとどまらず、さまざまなデバイスでシェアを広げていきたいという模様だ。
開発ツールは、「Target Designer」「Component Designer」「Database Maneger」「Target Analyzer」の4種類。
同社では、「Whistler」の正式リリースの90日以内に同Embeddedを発表するとしている。「Whistler」のデスクトップ版は2001年末に登場すると言われている。
[関連リンク]
米Microsoftの発表記事
マイクロソフト
Whistler日本版のダウンロード(MSDNメンバーのみ)
[関連記事]
ベールを脱いだWhistler
(PC Insider)
ビル・ゲイツ氏、.NETによるパラダイム
シフトを開発者に力説 (PC Insider)
新しくて古い「過渡的な」OS、Windows
Meが登場 (PC Insider)
マイクロソフト、CE用組込みアプリケーション開発環境受注開始
(@ITNews)
情報をお寄せください:
最新記事
|
|